十話目
今後の作品の参考にして行きたいので
容赦ない感想などいただけないでしょうか
宜しくお願いします。
[[菅木津柚希]]
なんと同じ中学、高校を共に過ごした親友は憧れの彼と幼なじみという事実が発覚した
「ガチで!!!!」
「!!!!」
普段あまり言わないような言語を発したためか麻里は体をビクッとさせていた
ヤバい!!今日1日にしてイロイロな幸運が舞い込んで来てる……私が思った以上に彼とお知り会いになれる確率はぐぐぐ〜んと上がった
「あ、あのね麻里お願いがあるの……」
「はぁ……紹介しろと?」
コクコクと首を動かして頷く
「う〜ん」
何やら麻里は頭に手を当て考えてる
学校指定の半袖ワイシャツからは(季節の設定は夏なので)彼女の特徴でもあるビッグメロンが2つワイシャツのボタンは結構パツパツだ
『何食べたらこんなに育つのだろう』
自分の胸に手を当てて己のサイズを再確認
『私もあの位立派な胸があればな……』
気付けば片手を彼女のメロンの片方に手を当てていた
「……何してんの?」
訝しげな目で私を見るが
「ねぇ何食べたらこんなに育つの?」
「いやいや、そんな話しじゃなかったろ!?そして揉むな!!」
あーあ羨ましいそう思いながらメロンから手を離す
羨む気持ちを隠しもせずむしろ嫉妬をする
「なんで私の胸は麻里より小さいの!!」
「知らねーよ!?」
言ってから悲しくなった私は胸は諦めることにした
そう言えば私はこんなことをしている場合ではなかったここにいる麻里に頼みこみ何とか彼とお知り合いに……て
「あれ?いない?」
先ほどまで真司がいた場所には誰もおらず
「さっき、会長さんともう一人の人が連れてったよ」
その時遅刻を知らせるチャイムが鳴り響いた
2-D教室
「麻里お願い!!」
今は2時限目も終わり短い休み時間のこと
私は親友に頼みこんでいた引っ込み思案の私にしてみればかなり大胆なことだったと思う
私の熱意が伝わったかどうかは知らないがかなり悩んだ末についに麻里は折れた
「フウー、わかったよ」
「ありがとう!!」
感涙のあまりガバッと親友に抱きついた
「昼休みにでも会わせるから……てどさくさに紛れて胸もむな!!」
そして昼休み
2-A教室前
颯爽と弁当をかっ食らっうこと5分
まだ残ってるとワーギャー騒ぐ麻里を急かすことでやっとたどり着いた
「いたいた、圭くーん」
何やら教室の中にいる誰かを呼んでいる
「ん?何したの?」
出てきたのは背が高く確かサッカー部のエースとか何とか
ぶっちゃけ麻里の彼氏だ
「あ、この娘は柚希ねまー知ってると思うけど」
紹介された私達はあ、どーもと会釈する
しかし忘れていないだろうか麻里よ
「ち、ちょい麻里いい?」
「ん何?」
麻里の彼氏に背を向けて女だけの秘密の密談をする
「ちょいと麻里さんや改めて君の彼氏を紹介されても困るんだけど?」
そう今は麻里の彼氏を紹介されても嬉しくない酷いな私
「あ〜うん、違うよ真司と仲いいのよ、てか圭くんも私も真司の幼馴染みなのさ」
成るほどそうだったのか!!ゴメンね麻里
そう言って改めて向き直ると麻里は要件を言い始めた
「あのね圭くん実を言うとね柚希が真司を紹介して欲しいんだって、だから私と圭くんで真司と柚希を応援しようよ
どーせ真司の事だし彼女なんかいないでしょ?」
事の顛末を話した後
彼氏さんはゲッといった顔で非常に困った顔をした
「いや、う〜んどうだろう?チョッと微妙だな」
返事は微妙との事で返された
「えぇぇ!?なんで?」
と、その真相を確かめるべく麻里は彼氏を問いただしていた
しかしハッキリした返事はなかなか帰って来なかった
「ああ」だの
「う〜」だの
「だけどな〜」だのと何故ダメなのかと言うハッキリした言葉は帰って来ない
『さっきからゴチャゴチャと』
と私のボルテージは段々と上がって行った
『後少しでお知り合いになれる所なのに何なんだ麻里の彼氏は人の恋路を邪魔してるんですかね?あ〜イライラするなぁ〜』
気が付くと私の足はヒュッと音もなく振りだされ、圭の顎スレスレの場所にあった
「さっきから聞いていればウダウダと……私に真司さんを紹介するのしないのどっち?」
彼の顔はかなりひきつり恐怖を覚えていた
「し、します!!」
それを聞いて今自分がした事に気付き一気に恥ずかしさが込み上げて来た
直ぐ様足を下ろして謝る
「ね、ねぇ彼女は何なの?」
圭は若干声を震わせて麻里に小声で聞いた
「う〜ん出ちゃったか柚希の癖」
「へ、へぇ〜」
圭は思うのであった
『真ちゃん……俺は悪くないよ』
と
雨月さんからメッセージを頂き話の文字数を多くしてみました。
雨月さんありがとうございました。