頭悪いオレだけど異世界に行って知識チートがしたいから文明レベルが低い異世界に連れていってくれと神様に頼んだらチートレベルの知識と諸々のお役立ちチートスキルとかを授けて貰ったから異世界チート無双してくる
「ここが異世界か」
オレは神様に異世界へと連れてこられた。
「まずは人探しだな」
辺りを見回したが人影が全くない。
神様はどんなド田舎にオレを飛ばしたんだ。
◇◇◇◇◇
しばらく歩いていると恐竜みたいなヤツと複数の人っぽい何かが戦っている。
人(?)の方が苦戦していた。
ここで助けれておけば後々良いことがあるかもしれない。
よし、助けよう。
ウオオォォォォーーーーー
ワアアアァァァァァーーー
グリャァァーーーーーーー
近づくと雄叫びが大きく聞こえてくる。
オレはタイミングを見計らい飛び出した。
「くらえ!」
スキルで作った剣を恐竜(?)に叩きつけた。
ドパァァァァァーーーーーン
弾け飛んだ。
「……ケガとか大丈夫ですか?」
予想外の威力に驚いたがオレは異世界で初めて会った人(?)に語りかけた。
よく見ると普通の人だ。
「ウガッホ」
どうやら言葉を持たないようだ。
「オレは敵じゃない」
神様からの便利スキルがあってよかった。
「ガウゴッフギバウバッホ」
「それは悪かった」
「ホッホホウグホッガホホウゴガガガ!」
「分かった。何とかする」
「グホッホウゲゴッホ」
「ああ。ところで言葉を知らないのか?」
オレは質問した。
「オゴッ?」
「オレが今喋っているのが言葉だ」
「グホゴガ」
「お前らも喋れるようになる」
「おお! 本当だ!」
「これが言葉か!」
「これはすごい!」
「言葉を発明するなんてアンタは天才だ!」
言葉を喋れるようになった彼等に町がないか聞いてみた。
「町? ってなんだ?」
「俺達の住処じゃないか?」
「それなら案内しよう」
こうしてオレの異世界チート生活が始まった。