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イピカイエの挑戦状  作者: テクニカル・ディフィカルト
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第二話「Maybe Blue」

遠い昔、近代的な。

荒廃した警察署に転属となったリンカーンとワシントン。

移動中の車の中、彼らは何を思うのだろうか。


彼らに待ち受ける事件とは・・・。

「なあに、やってんだ?」

「見りゃわかるだろ?長いヘアーを震えるフィンガーで掻きあげてるんだよ。」

「通りで、よく見せるスマイルが前前前よりやつれてるなぁ。」

「抱きしめてー欲しいんだよ。」

「誰に?」

「道行く娼婦にだよ。」

「カミさん、どうした?」

「死んだよ。昨日な。」

「家の前通ったが、生きてるぞ。相変わらずのスモーレスラー振りだが。」

「昔愛した妻が死んだんだよ、昨日な。」

「とっくの昔に死んでるだろ、見た目には。」

「・・・・まぁ、それもそうだな。」


「・・・で?Maybe Blueったのか?」

「俺は昔からMETAFIVEだよ。」

「動くな、って意味か?」

「・・・・いや、特に意味はない。」

「ンーのタイミングがわからないよな?」

「ラッパの前か後かってことか?」

「あーそうだよ。というか、最初に”META”っていうところを入れるのは仕様か?」

「さぁな。オケの仕様だから・・・わからねぇよ。」

「あの”META”の部分でタイミングずらされるだろ?」

「だったら、ミュージカルかケミカルにすりゃいいだろーよ?」

「そこに逃げたらおかしいだろうよ。」

「おかしいのかよ?じゃあ、お前の好きにやっていいよ。」


「・・・んや、それも別に嫌なんだけどな~。」

よっ!リンカーンだ。

METAFIVEが何かって?

お前の目の前には何があるんだ?指を動かすのは簡単だろ?

指があればだけどな。

あー、そういやワシントンの親父は20年前の立て籠もり事件の時に指を吹っ飛ばされて以来、

顎でキーボードを打つんだ。丁度、顎の下にでかいホクロがあるんだけどな。

あんまり器用に打つもんだから、極意を教えてもらったんだよ。

そしたら、「打とうとするから打てない。最初から打たなければいい」ってさ。

カフェイン接種を抑えるよう、伝えとくの忘れてたー。


次回、「マスター&パペッツ」でまた会おう。

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