world3
昨日予約投稿しておいたつもりが出来てませんでした。
6時頃にもう一話投稿予定です。
この最初の街には門が東西南北にひとつずつあってそこからフィールドや迷宮に出発していく。
さて、何処に行こうかな。
「マップオープン」
目の前に表示された地図を見る。普通は踏破した地域のみ地図を見れるのだが、この街と隣接しているフィールドだけは初めからみれるようになっている。
うーん...北の方は適正レベルが高いからまずは簡単な南側の敵を狩ろうかな。
▽▲▽▲▽
10分程歩き南門を抜けて草原に出た。
このエリアの敵は殆どがノンアクティブの草食の魔物らしいのでなんとかなるでしょう。
アイテムボックスから杖を出して敵を探す。
草原を見渡していると、草を食べている太ったウサギのような魔物を見つけた。
目を凝らして見ていると敵の名前と危険度が見れた。
ライリー
ランク-
えっと、ランクはないって事は危険度は限りなく低いってことだよね。
早速やっつけてやる。
持っている武器はこの初心者用の杖だけ。普通杖なんかで叩いたらダメだと思うけど、これは耐久値無限の初心者装備だから問題あるまい。
相変わらず草を食べているライリーの死角にこっそりまわり、杖を構える。幸いこの魔物は警戒心が低いようでこっそり近づくとバレなさそうだ。
こっそり、こっそり。
あと2m。
こっち向かない事を祈りながらさらに近づく。
あと魔物まで1m。流石にもう無理か?時々耳をピクピクさせてこちらをうかがってるような気がする。ならば逃げられる前にやるしかない。
こっそり移動してたのをやめ、一気に距離を詰める。
「きゅ!?」
今更こちらに気がついても遅い!
ライリーが身を翻し走り出す瞬間に杖を後頭部に振り下ろす。
「やぁぁあ!」
「きゅっ!」
ライリーが怯んで動きが鈍った隙を見逃さず突き上げるようにもう一撃。
ライリーの体が宙に浮き、地面に叩きつけられる。
「やったか?」
叩きつけられ伸びていたライリーの体が光の粒子になり、ドロップアイテムだけが残された。
さて、ドロップ品は...っと。
ふむ。太兎肉と小さな骨か。
お肉の方は料理スキルで使うものだと思うけど骨は何に使うのかな。ボーンアクセサリーとかかな。
とりあえずどちらともアイテムボックスにしまい更にライリーを同じように狩りまくる。
▽▲▽▲▽
ふと気がつくともう日が傾いていた。それだけ夢中に狩り続けていたようだ。
倒したライリーの数は40体。
拾ったアイテムは
太兎肉×30
小さな骨×50
そして太兎の毛皮が10枚集める事ができた。
もうそろそろ晩御飯の時間だし、一旦ログアウトしよう。