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◇3

軽いノリで書いていきたいと思います。其れが嫌な方は『戻る』をお願いします。

ルーデル・エキストラだ!11歳になり後二年で王立学園に入学する事になっていて待ちきれない日々を過ごしている。


ジラードが10歳になって精通したのか、すぐに使用人を部屋に連れ込もうとしているのを見付けて自慢の鞭を〇〇に突き立ててやった!


・・・ジラードは手遅れだが弟のジーク8歳と妹のネア7歳は可愛いもんだ。


俺の訓練にも付き合うようになり必要なくなった家庭教師を延長して雇い勉強もやらせている。


・・・俺の小遣い年に金貨100枚!10万レトで金貨1枚だから1000万レト!!!最早金銭感覚など無いに等しいが平民の年収は軽く越えているのは確からしい。


使い道なんて書物くらいだからな、、、貯まる一方なんだよ。


「ルーデル兄さん、本を貸して下さい。」


ジークが俺の部屋に訪ねてくる時は本を借りに来る時くらいだな、、、


「何の本だ?」


「・・・魔法関係の本です。」


この世界の本は少し高いからな、、、其れに魔法関係の書物は倍くらいする。ジークも借りるのを難しいと考えているんだろう。


「棚から好きなだけ借りていけ、、、もう読んだしな。」


「・・・竜騎士関係の本がまた増えてますね。本当に目指すんですか?」


棚から二冊を取り出してタイトルを見ていたジークが聞いてくる。


「当然だ。それ以外になんで学園なんかに行く必要がある?」


「ルーデル兄さんは跡取りだから無理しなくても、、、」


「無理?別に無理なんかしていないぞ。魔法も武術も勉強も必要だからやっているんだ。竜騎士になるためなら涙を飲んでジラードすら犠牲にする!」


自信を持って答える俺を冷めた目で見ているジークは溜息を吐いた。


「其れはジラード様が嫌いだからですよね?この前も、、、なんでもないです。」


あれか?〇〇に鞭を突き立てた事か?


そんな時に部屋に走り込んできた妹のネアが俺の昔使っていた訓練用の剣を抱えてきた。


「ルーデル兄!これちょうだい!ネアにこの剣ちょうだい!ね!ね!」


・・・元気過ぎるネアは体を動かすのが大好きらしく武具に興味が有るらしい。


二人とも黒髪だがジークがストレートに対してネアは少しだけ癖毛で髪を右の方でポニーテールにしている。・・・俺がさせたんだけどね。


「ネア!其れはルーデル兄さんの剣じゃないか!」


「ジーク兄も頼んでよ!ネアはこの剣が欲しいの!」


・・・まだ早いだろうに、、、


「もう少しでかくなったらな。其れ迄は木刀でも振っておけ。」


「やだ!」


「「・・・」」


こんな弟や妹がこの家に居る時は本当に有り難い。他の家族とは上手く行っていないしな。



「あ、ルーデル兄さんは明日は王都に行くんですよね?」


「ああ、なんか姫様と遊ぶらしいよ、、、俺は遊んだ事ないけどな。」


茶会だか何だかをする為にいちいち呼び出しやがって!護衛に竜騎士が居なかったら暇でしょうがない。


「いいな、、、ネアもお姫様に会いたいな。」


「どんな方なんです?」


期待している二人の目を見て考える。


「・・・多分美人?いや、、、可愛い系だったかな?まあ覚えてないからそこそこの美人じゃないかな。」


「「・・・」」


無言の後にジークが


「そんな評価をするのはルーデル兄さんくらいですよ。国では美しい姫様に憧れている人も多いのに。」



えー、あの姫様に?なんか睨んできて俺を無視するあの姫様に?


まあ、知らないから憧れるんだろうがな!其れより王妃様の方が俺には優しいけど、、、あの王妃様は裏では嫌われているからな。確か雌狐だったかな?


「お土産は何が良い?姫様の髪の毛ぐらいなら数本引き千切れ、、、」


「止めてください!」


「ルーデル兄は馬鹿だよね。先生も教育を間違えたって言ってたよ。」


理解されないとは悲しいな、、、まあ竜騎士になれるなら姫様の靴でも舐めてやるが仲良くしても俺にとって利点が少ないしな。






そんな心温まる会話をした翌日にまた王都に来たわけだが、城に行くとまた知らない貴族の子供達が緊張して部屋で待たされていた。


俺は顔だけ出して帰りたいのだが竜騎士の貴重な話を聞けるから仕方なく部屋で待つ事に、、、


「お前が変人ルーデルか?」


「はいそうです。変人のルーデルですが誰ですか?」


偶にこうして話し掛けてくる子供がいるから時間潰しに話すんだけど、、、集まる度に違う連中が増えて前にいた連中が減っているから自己紹介が大変だよ。


「・・・ローレント・アステアだ。覚えなくていいよ君は今日で姫様の遊び相手でなくなるのだからね。」


「本当か!そうか、、、俺の代わりはローレント君なのか。まあ頑張って我儘姫と遊んでね!俺は遊んだ事ないけど!」


「・・・」


無言で離れて行くローレント君を手を振って見送り、また暇になった所で部屋に姫様が現れた!


「今日は私の為に、、、」


毎回も聞いている挨拶に欠伸を噛み殺して真面目な顔をする。挨拶の時も無視するからなこの姫様は!一度欠伸をして帰ろうとしたら永遠と罵詈雑言を浴びせてきた!もうあの時は本当に疲れたな。


今日は外に出かけるとか言っていたけど所詮は城の庭だ。・・・其れよりもお目当ての竜騎士様は、、、


「ルーデル坊や、今日もちゃんと来てくれて嬉しく思うぞ。」


「あ!王妃様!相変わらず美人ですね!だから俺を呼ぶのを止めて下さい。姫様の精神攻撃に耐えられません!」


護衛に付き添われた王妃様は笑顔で


「其れは出来ない。ルーデル坊やもお気に入りの一人だからな、、、それにしても相変わらず傷だらけの様だがまだ竜騎士を目指しているのか?」


「はい!もう後二年で王立学園に入学できます。そしたらすぐにでも騎士を目指してそのまま竜騎士を目指します。最短で4年ですけど最終的になれるのであれば時間を掛けても構いませんし28歳までなら資格が有りますから、、、」


「わ、わかった。・・・はあ、坊やにはエキストラ領を立て直して欲しいのだが、、、気持ちは変わらないのだな。」


「無理でしょうけどジラードがいますよ。最近は自慢の鞭を〇〇にピーして、、、」


其処まで話すと護衛の騎士が割り込んできた。


「ルーデル殿!王妃の前で何とはしたない。良いですか騎士を目指すならその様な、、、」


あれこの人は、、、肩に掛かる赤い髪に白い肌、、、綺麗な顔立ちの女性騎士、、、去年に竜騎士になった天才の『カトレア・二アニス』様だ!!!


「カトレア様ですよね!去年竜騎士になられてから今年で17歳の天才と言われるあのカトレア様が今日の護衛、、、やったーーー!!!」


「え!ちょっと、そんなに喜ばれても、、、はっ!そうじゃなくてルーデル殿は先ず口の利き方をですね、、、」


「今までどんな訓練をしてきたんですか?火の魔法と風の魔法が得意でしたよね?其れから竜騎士になる為に大事な事って、、、」


呆れる王妃様がカトレアの肩に手を置いて


「諦めよ、、、こうなると誰にも止められん。適当に話してやれば落ち着くだろうからな。」


なんだか嫌そうにしているけどこんなチャンスは滅多に無い!天才と言われる程の魔法技術と剣技を持つ人物だ。その内すぐに小隊長になる筈だから何時かは竜騎士の中のエースになれる程の実力者、、、もう結婚して下さい!!!


「そんな理由で告白しないで!!!初告白が!!!私の夢が、、、」


あれ?声に出ていたかな。・・・それはそうと早く話が聞きたいんだけど?


「大丈夫ですよ!あなたに告白する程の猛者なんか国中探しても数少ない、、、」


「ルーデル坊や!其れは褒めていないぞ!見てみろカトレアの落ち込み具合を、、、最早話も聞こえていない状態ではないか。」



膝を抱えて何やらブツブツと、、、天才はやはり一般人とは違う様だ。王妃様の前でこんな事をするなんて、、、憧れてしまう。




その後回復したカトレアさんに竜を見せてもらった。全身が赤い鱗に包まれた8mくらいの大型の竜だ!


「大型の火竜ですか!凄いですね。獰猛な火竜と契約できる騎士は少ないと聞いていたのに、、、やっぱり好きですカトレアさん!」


「・・・この子はまだ成長途中だけど鎧状態なら4mくらいかな?確かに大型に分類されるわね。」


最後の方の言葉は無視ですか?結構本気なんですけど!


でも格好良いな、、、これでも亜竜なんだから本物はきっともっと格好良い筈だ。

最近は亜竜ばかりと契約しているけど昔は本物の竜と契約していたんだよな。


・・・資料でしか見た事無いけど、、、15mは越えてその鱗には魔法が効かず、その牙や爪に切り裂けない物は無いとか、、、ああ、早く会って契約したい!!!


「王妃様、私はこの子が苦手です!獰猛な火竜に頬擦りして喜んでいます!見て下さい私の『エンジュ』が逃げたそうにしているんですよ!」


「落ち着きなさい何時もの事です。其れにルーデル坊やは優秀では有るのよ。ただ行動だけを見ると、、、」


・・・なんか話しているけどこの至福の時の前には無価値だ問題無い。


ルーデル君の修行方法は過酷ですが小さい時の話が何時までも続くのはどうかと思うので、、、まあ書ける自信が無いだけなんですけどね。そう言う訳で修行内容は詳しく書きません!

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