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解説と人物紹介
形式/語り物、回想録
分類/洒落、滑稽、人情
画像は無し。ご想像に任せます。
登場人物
増田文治
全編の語り手。本文では11歳。小学校五学年。
増田良治
増田家の当主。45歳。直治の実兄で文治の伯父。厳格で懐古主義者。三味線を弾く。
増田直治(父ちゃん)
文治の父で良治の弟。40歳。父兄とうまく行かず、早くから家を飛び出し、塗り物職人となる。酒好きで遊び好き。
増田英治
良治、直治の父。70歳。既に主導権を良治に譲ってのんびりと暮らしている。
正太
増田家に住み込みで働く青年。
平助
増田家に住み込みで働く、かなりの切れ者。
朝子
同じく増田家に住み込みで働く女中。
八重
増田家に住み込みで40年以上働いてきた女性。
鈴木善郎
増田家の隣人。製紙会社に勤める。
鈴木達蔵
善郎の息子。笛がうまい。音楽家を志し、父親と喧嘩ばかりしている。
鈴木和菜
善郎の娘で達蔵の弟。
実藤玲
文治の同級生で、事故により跛となる。プライドが高く、他人を寄せ付けない。
筝を弾く。
ドンガバチョ
文治の担任教師につけられたあだ名。