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アウト・オブ・スクリプト ―世界の想定外―  作者: ぱんちゃん
二章 氷禍編
11/17

◆ 第10話:氷禍•反撃

七禍の本気が始まります。

後悔させないので、良かったら最後まで見て行ってくれたら幸いです。

明日も勿論更新しますので、よろしくお願いします。

氷禍の全身から、

“最大出力”の凍気が解き放たれた。


世界が、白く裏返る。


音が、遠のく。

視界の端が、凍りつく。


——寒い、なんて言葉じゃ足りない。

“温度という概念”そのものが、削られていく感覚。


「っ……!!」


足元の地面が、音もなく崩れた。


凍結、ではない。

構造そのものが、脆くなり、砕け落ちている。


「全員、距離を取れ!!」

ライナの叫びが、氷気の中を切り裂く。


だが——


氷禍は、もう“こちらの間合い”を理解していた。


氷の体が、ゆっくりと腕を上げる。


空間が、軋む。


次の瞬間。


無数の“氷の刃”が、

扇状に展開された。


「みんな退がれぇ!!」


岩戸が前に出る。


「硬化——最大!!」


岩戸の身体が、ダイヤモンドに硬質化する。


——だが。


氷の刃は、“硬化の隙間”を縫うように軌道を変えた。


「——っ!?」


数枚が、岩戸の肩をかすめる。

浅い傷。

だが、血が——凍っていた。


「……氷刃が……狙いを変えた……?」


セリアが息を呑む。


「氷禍……軌道を“最適化”してる……!」


氷禍は、

もう“無差別に壊して”いなかった。


——殺すための、最短距離を選んでいる。

それは衝動じゃない。

“処理効率”という名の残酷さだった。


「修造!! そっち来るぞぉおお!!」


ライナの声が飛ぶ。


だが、修造は笑っていた。


「ははっ! 俺がやらなきゃ誰がやる!

 ここからが本番だろォ!!」


修造の全身が、さらに赤く輝く。


「放熱——限界突破!!」


修造の熱量が、氷禍の腕を包み込む。


氷が、溶ける。

砕ける。


「いける!! まだ——」


その瞬間。


氷禍の胸部から、

“圧縮された冷気の槍”が放たれた。


速すぎて、見えなかった。


「——え?」


修造の胸元に、

“白い線”が走る。


次の瞬間。


修造の上半身が、凍りついた。


「……ぁ?」


その声が、なぜ出たのか。

修造自身にも、分かっていなかった。



音が、遅れてきた。


——バキン。


凍結した胸部が、砕ける。


修造の身体が、前のめりに崩れ落ちた。


「……修造……?」

音無の声が、震える。


「……嘘だろ……」


誰も、すぐに理解できなかった。


ほんの数秒前まで、

“前線を押し上げていた男”が——


地面に、倒れている。


セリアの端末が、無機質に告げる。


《融合者003:生命反応……停止》


世界が、音を取り戻したみたいに——

全員の耳鳴りが、いっせいに鳴り響いた。



「……っ、後退しろォォォ!!」


——くそ……ッ。

俺の判断が、遅れた……


ライナの怒声で、ようやく身体が動く。


だが、氷禍は待たない。


“反撃ターン”は、もう始まっている。


氷禍の視線が、

次の標的を捉えた。


——まだ、終わらない。


初の犠牲者と、本気の七禍どうでしたか??

明日からもバチバチにいきますので、良かったらまた来てくださいませ〜


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