詩: 霧の夜 何かがわたしを待っています
掲載日:2026/02/06
詩: 霧の夜 何かがわたしを待っています
霧の夜
灯りの消えた路地は
名を失った影だけが
行き先を探しています
遠くで鳴る風鈴は
季節を忘れ
ただ夜の深さを測っています
黒いカーテンが
夜霧の底でゆらめいています
何かが わたしを待っています
行かなければ
踏み出した足音は
霧の中に
ゆっくりと吸い込まれていきました
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