表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

第二話 転生・偶然の出会い

第一話の続きとなります。ここからは異世界での出来事となります。

身体が重い。全身が痛い。頭がぐらぐらする。

そうか、私は死んだんだ。車に轢かれて。

来世って、本当にあるのかな?確かめてみたい。

私は、重いまぶたを頑張って無理やりこじ開けた。すると視界の先には、青い空が見えた。

一瞬、頑張って動かした思考がフリーズした。

え、ガチ?ホントに来世?というか、

『異世界⁈』

そう、私は異世界に転生してしまったらしい。実際、前世では見たことがない生物や植物がたくさんあった。

『どうして異世界に?』

戸惑いながらも、私は異世界を少し冒険した。この異世界には、口がついた花や歩く草などの様々な植物があった。

『あ、もしかしたら』

私は、異世界に来たのなら、なにか特別な力が手に入っているのではないかと思い、前世で観ていたアニメの構えをしてみた。

『はっ!』

しかし、なにも起きない。では、他のアニメではどうだろうか。

『せいっ!』

またしてもなにも起きない。

ならこれはどうだ!

『ふんっ!』

これでもなにも起こらない。

なにか特別な力は無いみたいだ。

しかし、このほうが人間らしい。やっと、人間らしい生活が送れるような気がした。

『よーし、異世界ライフ、満喫するぞー!』

約30分後...

『助けてぇ〜!』

私は、絶対絶命のピンチに遭っていた。人間らしい異世界ライフを送ろうとした矢先、大剣を使うボス[ナリア]に出会ってしまった。これが異世界の魔物か〜って納得してる場合じゃない!今の私は武器もスキルも何も持っていない。こんな状況で勝てる保険ありますか?あるならぜひ入らせてください。

『グゥゥオォォォー!』

そんなボケてる暇なんてない!なんとか攻撃をかわすので精一杯だ。私はもともとアイドルで、ダンスをやっていたから、身のこなしなら自信がある。体力もある。しかも相手は大振り。これなら避けられる。なんとか避けた。避けまくった。避けに避けた。避けて...

『いつまで攻撃してくるの⁈』

どうやら魔物の体力は無限に近いらしく、1時間ほど、いくら避けても一向に攻撃をやめない。助けを呼べればいいが、あいにくここはただの野原。人が通る気配もない。異世界ライフを送ろうとした矢先、もう死ぬ羽目になるとは...。私はことごとく、運が悪い。

『・・・に人・・・』

『・・・いで・・・ましょ・・・』

遠くから人の声が聞こえる。ここで私は終わりだ。

『避けろー!』

声が聞こえた途端、私の体は勝手に動いた。どうやらまだ死ねないみたいだ。

『てえぇぇぇい!』

一人の人影が私の前に現れた。敵の大きな剣を小さな片手剣で受け止めている。とてつもない硬さと腕力だ。

『カラン、やれ!』

カランと呼ばれたもう一人の人物が、ナリアの首を一閃する。ナリアの頭がころんと私の前に落ちる。切られた首から青い血が垂れてくる。

『大丈夫か⁈』

私を庇った人物が私に語りかける。

『はい、なんとか...。』

私は唖然とした。ついさっきまで死の淵を彷徨いかけていたのに、この二人はあっさりと倒してしまった。なんだか自分が弱く見えた。

『オルト様、お怪我はありませんか?』

『ああ、大丈夫だ。カランこそ、大丈夫か?血がついているぞ。』

『いえ、この程度、然程でもありません。』

どうやらこの人はオルトというらしい。この辺りの国の警備兵か?しかし、だとすると妙な点がいくつかある。

まず、近衛騎士がいること。護衛がいるのなら、とても身分の高い人だろう。この点を踏まえると、二つ目の様呼びも納得がいく。

『君、名前は?』

オルトと呼ばれた人物に話しかけられる。

『海波です。水島海波。』

『ミズシマウミハ?独特な名前だな。』

こちらの異世界では、このような名前ではないのだろうか?

『あの、そちらのお名前は...?』

失礼を承知で尋ねてみる。

『貴様、殿下のことをご存知ないのか⁈』

カランと呼ばれた人物が驚いたように私に言う。

『はい。すみません、遠くの国から来たもので...。』

遠くの国、というより異世界なんだが...。

『そうか、ならば仕方ない。私から自己紹介しよう。私は、このビータ王国の王子、オルト・ルイ・ビータだ。』

やはり、私の読みは間違っていなかった...。ん?王子⁈めちゃめちゃ身分高い人じゃん⁈タメ口きいて申し訳ありませんでした!

『そして、こちらが私の側近...。』

『カラン・マルト・ボナリアと申す。』

やはり、私の読みは間違っていなかった。ん、側近⁈しかも王子の⁈やば、私ここで処刑されるかも。

『あの、助けていただいてありがとうございました。

それでは、私はこれで...。』

『ちょっと待ってくれないか。』

オルト殿下が私を呼び止める。あ、終わったな、私。

『実は今、私の国は外の国との交易を完全に絶っていてな。外の国の情報を知りたいんだ。』

なるほど、日本でいう鎖国のようなものか。なにか他の国といさかいでもあったのだろうか。

『そこで何だが、私の国の王城まで一緒に来てくれないか?』

ふんふんなるほど分かりましたって、え⁈王城に⁈しかも王子と一緒に⁈そんなん無理に決まっとるがな。

『なにをおっしゃるのですか殿下⁈こんな見ず知らずの女性を王城に招くなど。』

『カランも見れば分かるだろう。この人はまだ魔力マナを持っていない。それどころか、魔法具アーティファクトすら持っていない。害などないさ。それに...。』

それに...?処刑?

『私自身、この女性に興味を持っていてね。聞いたことのない名前、見たことのない服装。なにか面白いものが聞けると思ったんだ。』

なるほど、つまりはなにか面白いものを寄越せと。やはりどの国でも権力者のすることは同じか。

『殿下がそうおっしゃるのであれば、私からはなにも言いませんが...。』

『ありがとう。あなたは?』

どうやら私の返事を乞うてるようだ。これは、逆らったら処刑かな。

『はい、了解しました。』

『よし、それでは、この馬車に乗ってくれるかな?』

馬車?馬車なんてどこに...。あったー⁈殿下の奥にあったー⁈全然気づかなかったー⁈

私たちは馬車に乗り込み、ビータ王城へと向かった。

ここから、新しいキャラがたくさん登場します。ときどきまとめようと思いますので安心してください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ