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優しい悪魔  作者: 化け猫
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日常の四つ葉のクローバー

『あー。あう。あー。わー。ひひ』

(見たかーーー。おすわりしたぞー。)


『あなた!見てみて!優夏が!お座りしたの!』


『おー、優夏、もうお座りできるようになったのか!優夏は成長が早くないか?』


『あら?そう?確かむかいの子もお座りできるようになったらしいわよ。』


『そうなのか!じゃあ、そんなものなのだろうか…。でも、こうして子供の成長を見れる日が来るなんてとても、嬉しいよ。』


『そうね、とても嬉しくて幸せな事だわ。』


『うーーーあーー、ぶー』

(2人して話し込んじゃってちょっとは褒めてよ。)



『あら、優夏褒めて欲しいの?もう、甘えん坊さんなんだから。よしよし、よくできたね。優夏は凄い!』


『優夏〜凄いな、パパは優夏のパパになれてよかったよ。』


母の手は細くて柔らかい。だけど触れたら木の枝のようにすぐ折れてしまいそうなほどなのに。優しさと温もりが満開の花のような美しさを感じさせてくれる。まるで桜のようだ。


父の手はあつくてゴツゴツしてて肌はカサカサだ。まるで、何千年も生きた杉の木のようだ。だけど、その手には頼りがいがあって何ものからも守ってくれる。強さがある。あ、少しヤスリにも似てるかも(笑)最後少しかっちょ悪くなりましたが。そんな優しさと愛がじんじんと伝わりました。



ほんとこの2人には叶わないな。



『あー、ひひ、うー』


『あらあら、今日はご機嫌ね。うちのお姫様は夜寝れるか心配だわ』


『大丈夫だよなー。優夏はパパがいれば安心して眠れるもんな〜。』



『あー、あう、うー』

(大丈夫、大丈夫。寝れますよーー。お姫様気分もいいものだ。えっへん。(笑))



『よーし。優夏今日はパパと遊ぼうなぁ〜、さて何するかぁ〜』



『あなた、ちょっと私は仮眠させて貰ってもいいかしら?いつもは優香とお昼寝の時間だから眠くて。。』


『おう!任せとけ!ゆっくり、寝てきなよ。』


『うん、ありがとう』



『あー、あーばーー』

(まま、おやすみーーー。)


『はーい、優夏ありがとうね。また後でねぇ。』




ところでパパ、さっきから尋常じゃなく考えてますけど。今日は何をして私を楽しませてくれるんだぁ。



『よし!今日は…高い高い〜』


『……』



『あ、あれ、楽しくないか。んーじゃあ魔法を使ってボールをポイしてまた戻ってくる魔法をかけよう。応用するのは大変そうだが。優夏のためならパパはなんでも…』


『ぶーあー、うー』

(パパはいつでも必死だ。でもその必死さは嫌いじゃないな。)


『よし、ポイッ。ころころころ。よし、成功だ。優夏!ポイって投げて!ポイって…』


『うーー、ばーー』

(ぽいっ。おー!すごい!戻ってくる!これは振り子の次に面白い遊びだ!パパ、ナイス!)


『両手をあげてばぁーって感じで優夏が喜んでくれてる。パパ頑張った甲斐があった…。これからもパパは優夏のために頑張るからな。』



▷▶︎▷▶︎



『おはよう〜。あなたありがとう…って寝てるじゃない。』



あらあら、優夏と一緒に。まるで誰も近寄らせないように包み込むように寝てすごい幸せそうに。優夏もすごい嬉しそうに幸せそうにして。この人と結婚して優夏を産めてほんとに良かったわ。


『いつもありがとうね。2人とも』



そういい、2人の頬にキスをした。幸せを運んできてくれていつもありがとう。2人のおかげで私は幸せです…。これからもたくさん幸せを築こうね。



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