魔女の鍋?それとも悪魔風呂?
『ただいま〜』
『あら、おかえりなさい夕食の準備できてるわよ、先にお風呂にする?』
『んー、先にお風呂にするよ。優夏〜今日もパパ頑張ってきたぞ〜。』
『あー、あー。』
(父よ、お疲れ様。毎日私とお母さんのためにありがとう。お風呂でゆっくり疲れを取ってね。。)
『あー、優夏は見るだけで癒しだなぁ。。早くおしゃべり出来るようになったら沢山おしゃべりしような〜。』
父はそういいながら、私のほっぺをむにむにと触ってきた。早く、私もおしゃべり出来るようになりたいがまだうつ伏せもできない…。早くなんでも出来るようにがんばらなくてわ。。
『よし。風呂入ってくるよ…』
▷▶︎▷▶︎
『ふぅ、今日の熱々悪魔風呂も気持ちよかった〜。』
『あ?あー。』
(今聞きづつてならない事を父が言ったような…悪魔風呂?むーー。どんなものなのだろう。。魔女の鍋みたいなものみたいなのだろうか…。)
『じゃあ、ご飯にしましょ。あなた運ぶの手伝って。優夏もご飯にしましょうねぇ〜。まっててね〜。』
今日のご飯は深海魚のような魚と真っ黒いスープだ。そのスープは大丈夫なのか…。
『うん、今日も夏美の料理は上手い。いつもありがとうな。』
『何言ってるのよ。あなたは私と優夏のために働いてくれてるでしょ。家事をするぐらい当然よ。』
『いやいや、普通子供が産まれた直後は旦那がどこまでできるかの見せどころなんだが。。俺の料理は絶望的にまずいからな…。不味いだけならいいが1度だけ俺の料理を食べて気絶した悪魔もいるほどだからな。そんなものを夏美には食わせられないし。。』
『あら、今日はいつにもましてネガティブじゃない。』
『いや、事実を述べただけだよ。』
『でもあなたのその心遣いは嬉しいわ。ありがとう。』
『あー、あう、』
(この二人を見てるとほのぼのする。。ほのぼのするなんて普通子供が親を見て言う言葉じゃないのだろうけど、正しくその言葉以外2人には似合わないのだから仕方ない。)
『よし、ご馳走様でした。洗い物はやるから夏美は優夏を寝かしつけてもいいよ。まだ寝そうにないなら少し休んどけ。夜泣きは優夏はあまりしないけど夜泣きした時は夏美も辛いだろうから休めるうちに休んどけよ。』
『ほんと、優太は優しいわね。夜泣きした時だって俺があやしてくるなんていって休ませてくれるじゃない。』
『俺にはそれくらいしか出来ないからいいんだよ。。』
『ふふふ。ありがとう。チュッ。』
( たまには私からもしないと浮気されちゃうかもしれないからね。)
『い、いきなり、されたらビックリするだろ。』
(はぁはぁ、突然されたからびっくりしたぁ、普段は俺からキスしにいってるから、受け身はあんまり得意じゃないんだよな。)
『あう、あー、あう、』
(うわー。。お母さん大胆。。それよりもそろそろ眠くなってきた。。)
『あら、優夏眠いのかしら。じゃあ、おねんねしましょうね。先に寝室行ってるわね。』
『う、うん、分かった。俺も洗い物終わったらいくよ。眠かったら先に寝ていいからな。おやすみ』
『うん、ありがとう。おやすみ。』