真珠の誘惑
父親が仕事にいき、母と私二人きりになった…。
相も変わらずゆりかごの存在はぴか一に輝いている。
ただし、もう一つ私には気になったものがあった…。それはゆらゆらと揺れるあまりにも綺麗な真珠が着いたものだった。
実際にはそれはただのネックレスなのだが、悪魔界にあるネックレスなど、優夏は見た事がないのでそれがネックレスだとは気づいていない…。
なんだろう…これが子供の本能なのか。。すごく触りたいし、弄りたくてたまらない…。あーーーーー。
『あぅ、あー、あー、』
『あらあら、どうしたの?あら、おしっこ出て気持ち悪いの?今交換してあげますからね。』
違うんだ。母よ。あのネックレスをいじりたいんだ…今下の処理などしている場合じゃないんだ…。
『あぅ、あう、ウッ、うわぁーー〜ん』
『あらあらどうしたの?お腹が空いたの?』
だが母が母乳を飲ませようとしても泣き止まない。
『どうしたものかしらね…ん?』
ふと、優夏が見ていた方を見てみるとそこにはネックレスがかかっていた。
『これが弄りたいの?はい。どうぞ。』
『あーーーー、ひひひひ』
『あら、ご機嫌になって。うちのお姫様は高価な物にも目がないのね。将来は大変そうだわ…』
『あら、そろそろ、お夕飯の準備しないと、優夏そのままいい子で待っててね』
『あう、あー、』
(任せといて、母よ。私は今この真珠にメロメロだから…。)
『あ、そうね、飲み込まないように。』
母が何か詠唱みたいなものをした途端ネックレスは淡い光を帯びた。
その光がかかった途端ネックレスは宙に浮きまるで振り子のようにぶらぶらと揺れ始めた。
『あー、あー、』
(これもこれで面白い…。ナイス。お母さん。)
『あら、ご機嫌になってくれて良かった。じゃあ、支度してくるわね。』
確定で明日のお昼、できれば夜8時くらいに挙げられれば。無理だったらごめんなさい!