番外編 優しい天使
本編の優夏、花蓮より成長してます。番外編なのでお許しを。
さてさて皆様今年も1年終わりますね。今日は番外編で行きます。
もしも、私が優しい天使だったら…
『ふふふ、花蓮ちゃんはーやーくー!』
『まってよ〜優夏ちゃん〜はぁはぁ。う〜。。』
そう言って花蓮ちゃんはその場で崩れ落ち泣き始めてしまった。
『も〜花蓮はほんと泣き虫さんなんだから。よしよし。』
『だってぇ、優夏ちゃんが逃げるんだもん…。』
『いやいや、鬼ごっこだから逃げるでしょ…。』
『逃げちゃダメ。優夏ちゃんに逃げられるとなんかさみしいし悲しいもん。』
…寂しい悲しいもん。って。可愛すぎるでしょ!
『はいはい、本当に甘えん坊だなぁ。よしよし。』
そう言いながら私は花蓮ちゃんの頭を優しく撫でた。
『ちっちゃい子扱いしないで…。私優夏ちゃんと同い歳だよ!』
『んふふふ、ちっちゃい子扱いじゃなくて可愛いからよしよししてあげてるんだよ〜。』
『それがちっちゃい子扱いなの!もういい!優夏ちゃん知らない!』
『へぇ〜花蓮ちゃんに嫌われちゃったから私は向こうで泣いてこようかななんて。あはは』
『……。』
そんなことを言いながら本当に向こうに行こうとしたら。
『…ダメ、優夏ちゃんはここにいなきゃダメなの。ぐすん。』
そんな拗ねたよう寂しいような顔をして私の裾を掴んできた。本当にこの子は…
『はいはい、分かりました。じゃあここにいてあげるからねぇ〜。だから泣かないの。よしよし。』
『うん…』
そんなことを2人でしていたらいつの間にか2人は眠りについてしまったのであった。
そこには2人の仲睦まじい天使がいた…。と言う私の頭の空想であった。ふふふ




