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優しい悪魔  作者: 化け猫
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悪魔の旅路 後編

さてさて、悪魔様到来の外に出てアスレチックで遊ぶ話になりました。ちなみに、最初に説明した通りアスレチックは安全性が魔法でカバーされているので例えば今私がやっているこの木の滑り台、なんとスピードが常に一定にできる魔法がかけられています。なので、子供がこわがらない程度のスピードにして尚且つ魔法のバリア的なもので体の周りをつつみ怪我をしないようにして何重もの配慮をしているようです。

パパが『優夏〜楽しいか〜?』

『う〜!』

ままが『優夏、あまりはしゃぎすぎて落ちないようにね。』

ばぁばが『優夏ちゃん楽しそうね、誘ったかいがあったわね!』

じいじが『優夏が楽しそうでよかったよかった。』


ちなみにアスレチックはあまりの人気ですごい混んでいたので滑り台くらいしか滑れなかったが他にも遊具は沢山あった。なかには懐かしのロープ1本でしゃーと滑るやつもあった!名前忘れちゃったけど…。

そんなこんなでアスレチックの森林エリアを抜けて優夏達は花畑エリアにつこうとしていた。

『久しぶりにくるのう。昔来た時はすごく綺麗でそりゃ〜婆さんと眺めて沢山歩いたけど、今はどうなっておるのかのぉ。。』

『そうですね。あの時はすごく綺麗で2人で魅入られてしまってましたよね。昔と同じく綺麗であればいいんですけどね…。』

そんなことをじいじとばぁばがいいながら歩いていた。2人にとってここは思い出の場所でもあるんだなぁ。。私もいつかそんな思い出を作れたらいいな。

そんな会話をしていたら花畑エリアの看板が見えた。森林エリアから花畑エリアに入る場所は照明があり入るまでは向こうが見えないようになっていた。これもきっと演出の為に、やっているのだろう。

そして、眩い光を抜けると…声にならない光景が目に映った…。

それはきっと一瞬のことで人や悪魔が言う『あ〜凄い綺麗。美しい、このままここでずっと過ごしたい』そんな思いが声にならない光景を見た私の一瞬の感想だった。

花畑は全面に咲き誇っており歩く場所以外は全て隅から隅まで花、花、花で埋め尽くされており、赤、白、黄色、紫それ以外にも沢山な花が自分たちの存在を華麗に美しくアピールしていた。

そんな光景にじいじとばぁばパパとままは驚きながらも私と似たようなそんな思いをした顔をしていた。ただし、じいじとばぁばに関してはきっと私の言葉もそうだがそれ以外にも色んな感情を感じているだろう…。

そんなことを思っているとばぁばが『お父さん…来て良かったですね。本当に…』と言って涙がひとつポロリと落ちた。『あぁ、本当に来てよかった。また見れたのもそうだが、お前とふたり、それに皆で見れて良かった。。』そんな会話を交じわしていた。

その後は皆でこの綺麗で美しい花畑を周りお土産を買ってキラ、ツキをペットコーナーまで迎えに行きみんなでおうちに帰ったのであった。


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