愛しい人へのサプライズ
お昼かきおわらなくて、仕事も遅かったのでこの時間になってしまいました!すみません!
私は夏美。優太の嫁で優夏のままです。
今日はいきなりですが、たまにはいつもプレゼントをくれて、私たち家族の為に仕事をしてくれて頑張ってくれている、優太にサプライズをしかけてみたいと思います。
あげるものは今の所耳につけられるかっこいいピアスにしようかなと思ってます。
あともう一つプレゼントもサプライズなんですけど、私料理も得意と言うよりは好きなので今日は豪華にしていきたいと思います。
これできっと、優太も私の虜になっちゃいますね!ふふふ。
そんなわけで、まずはピアスを探しに行きます。
▷▶︎▷▶︎
街に着きました。手前は食べ物屋がおおく、人を引き寄せる効果を充分発揮してますね。アクセサリーショップはもう少し進まないとなさそうなので少し歩きながら周りを見ていきます。
アクセサリーショップは点々とあるのですけど、あまり気に入るものがないわね〜と思っていました。
でも、ふと少し先のショップを見てみると色々と珍しいものがうっていそうなお店を発見しました。
その店は前に優太が、夏美にプレゼントする時に使った店なのだが夏美は知る由もなく。
お店に入ってみると、不思議な形をしたネックレスや、指輪、ピアスも売っていた。
あら、なんだか輝きが強くて珍しい形のものが売ってるわね。
『店員さん、そこの赤の光が凄く輝いているピアスはどう言った効果があるピアスなのですか?』
『ああ、こいつかい?こいつはね肉体疲労軽減、魔力向上、魔力循環を良くしたり他にもあるが詳しくは紙に書いて渡すよ。どうだい?お値段も安くしとくぜ、買ってくかい?』
『あら、じゃあたくさん値引きしてくださいね?素敵なおじさま。』
『こいつはかなわねぇや。こんなべっぴんなお姉ちゃんに言われたら負けてやんねーとな。』
『あら、お上手。でも私もうそんなお姉ちゃんって歳じゃないですよ。』
『そりゃほんとか?お姉ちゃんって感じの歳にしか見えねぇや。所で値段はこのくらいでどうだい?』
『あら、そんなにお安くしてくれるの?有難いわ。』
『いいってことよ。その代わりこの店をひいきにして欲しいのと周りの知り合い連中だけでもいいんだがアクセサリーを買いたいって時はこの店をおしといてほしいんだ。』
『あら、じゃあこれからもよろしくお願いします。知り合いの方にも広めておくわね。』
『あぁ、ありがとうよ。また、よろしくな。』
よし、プレゼントは買ったし後は食材だわ。今日は悪魔界にいる、シカのような獣のポゼという名前のお肉を買ってステーキにするわ。
確かポゼのお肉が売っている気前のいいおばさんが運営してる所がこの先にあったはずね。行ってみましょう。
▷▶︎▷▶︎
『おー、夏美久しぶりだね、今日は何を買いに来たんだい?』
『お久しぶりです。ポゼのお肉を買いに来たんだけど。』
『あーそれならこのくらいでどうだい?』
『あら、いつもまけてくれてありがとう。』
『いいんだよ、子供も生まれてあんたもまた痩せたみたいだから肉を食って少しは太りなさい』
『ありがとう。美味しくいただくわね。』
『あいよ。また来てね!』
『うん!また来ます!』
ほんとにお肉屋さんのおばちゃんはいい人だ。。今度何かお礼に持っていかなくちゃ。
さて、材料も揃った事だし帰りますか。優夏もじぃじとばぁばが見てくれてはいるもののまだ私が居なくて不安にならないか心配だし。それに、優夏に私が会いたい。って気持ちもある。だって、優夏が可愛くて可愛くて仕方ないんですもの。。
そんなことを思いながら早歩きで家に帰っていたら予定より早く帰れた。
『あら、おかえりなさい〜。夏美ちゃん早かったわねぇ〜ゆっくりで大丈夫だったのよ〜。』
『そうだぞ〜わしらに遠慮する必要なんてないぞ〜それに優夏とわしも遊びたいしな。』
『ただいま〜。いえいえ焦っていたわけじゃないんですけど、優夏に早く帰って会いたいって思って歩いていたらこんなに早く帰れました。お父さん、お母さんありがとうございました。夕食は食べていかれますか?今日は優太に内緒でサプライズでステーキをやこうと思っていますけど。どうなされますか?』
『おぉ、ステーキか。じゃあ、わしらもご馳走になるかの。なんたって夏美ちゃんの料理は上手いからな。』
『そうね。頂いていきましょう。夏美ちゃんなにか手伝うことあったら私も手伝うからね。』
『あう〜』
『おお、すまんすまん優夏じいじと遊んでようなぁ。優夏ちゃんの事は任せとけい!』
『はい、ありがとうございます。でも、大丈夫ですよ!』
『あら、そう〜じゃあお言葉に甘えて優夏ちゃんと遊ばせて貰っているわね!』
料理の準備を着々進め、優太が帰る時間帯になる少し前テーブルに料理を運び終えた頃。
『ただいま〜お、肉のいい匂いがするぞ。』
『あら、おかえりなさい!あなた、来てきて!』
『お?おー!今日はパーティみたいだな!』
『あら優太おかえりなさい』
『おかえり〜』
『おー、父さん母さん来てたのか!今日なんかお祝いだっけ?』
『違うわよ。でも、いつも優太私たち家族のために頑張ってくれてるからサプライズしたくて。だから、ポゼのステーキにしたの!あとね、これもサプライズでプレゼント受け取って?』
『ウッ…ありがとうな、夏美。いつもうまい料理や家庭のこと任せ切りになってしまって。それなのにこんなプレゼントまで…本当にありがとうな。。』
『ふふふ。夏美ちゃんのご飯食べましょ。』
『そうだな。食べようぜ〜。な、優夏〜』
『あうー!』
『そうですね!食べましょ!』
『…おう、食べよう!』
『美味いなぁ。夏美の料理はいつも最高だけど今日はもっと最高だな。』
『そうね〜』
『そうだなぁ〜。』
『あー!あうー!』
『優夏はもう少しおっきくなったら同じもの食べようね〜』
微笑ましいやり取りが続く中で今日という夜も少しずつふけていった。
『さぁ、寝ましょっ』
『そうね。夏美ちゃん今日はありがとうね。寝る場所まで用意してくれて。じゃあおやすみなさい。』
『夏美ちゃんありがとうな!おやすみ!』
『いえいえ!ゆっくり休んでください!おやすみなさい!』
『父さん母さんおやすみ』
『あうー…』
『あらあら、優夏目こすっちゃったらだめよ〜。おねんねしましょうねぇ。』
そして、家族全員布団に入り眠りについたのであった。




