表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
優しい悪魔  作者: 化け猫
22/47

穏やかな日々

たまには何気ない日常の内容にしてみました。あまりおもろい内容とは言えないですがこれも何かの誰かの大切な日常です。なので温かい目で見ましょう。(笑)

今日から、新しくキラ、ツキが家族に加わった。あれからまだ1日しか経ってないのだがキラ、ツキは人懐っこく、まぁ私たちは悪魔だけど、すぐに家族に馴染んでいたのであった。

わたしが『あうー!』と追いかけると逃げてしょぼんとしてると近くに寄ってきてくれる。キラとツキのおかげでこれからは退屈じゃない一日を過ごせそうだ。もちろんままとパパが遊んでくれるのは楽しい。でも、まま、パパとは違う遊びがキラとツキとはできて違う楽しさがあるってことだ。

例えば1例を上げるならこれだ。

私がボールをポイッと投げてそれをキラとツキがとるその時に2匹でじゃれ合うのでじゃれ合ってるすきに私がボールをまたとって投げる。

これがなかなか面白いのだ。今までは1人かパパ、ママどっちかとやる時は全力で遊んでもらってる感があったけどキラとツキは一緒に遊んでる感じがして、そうだなぁ、人間で言う初めて幼稚園のお友達ができた感じかな。

そう言えば幼稚園という言葉が出てきてふと思った悪魔界にはそういったところはあるのだろうか?

まぁ、今は分からないけどそういうとこがあって色んな思い出をこれから作れたらいいな〜。

『わん』

『にゃーおーん』


そんな事を思っていて手を止めていたらキラは頬を舐めてきてツキは頭をグリグリとしてきた。

全くもう、本当に2人とも甘えん坊さんなんだから…。

でも、そろそろ疲れたから一緒にねんねしましょ。

『あう』

そう言ってキラが私の左側にツキが右側に眠る体制に入った。そしてしばらくして3人とも眠りについた。


▷▶︎▷▶︎


『あらあら、まぁ、本当に3人とも仲良しさんね。』


夏美はそれを見て優しい笑顔を浮かべながら少しの間その光景を悪魔なのにまるで聖母のように見つめていた。

なぜなら優夏、キラ、ツキの眠る姿がまるで神話のおとぎ話に出てくるような光に照らし出された神の子とその神の子を守る獣2匹のようだったからだ。


『優夏は将来本当に美人さんになるわね。さ、優夏が寝てる間にお洗濯と洗い物しなくちゃ』

そう言って、今日も穏やかな日々が続くのであった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ