悪魔の水晶
中途半端ですが区切らせていただきます。
前回のつかまり立ちをしながら歩く。あれをママがパパに見せる方法がなんと…いかにも魔法を使える悪魔。魔女が使うような水晶をテーブルの上におき。映像を映し出していた。
まだ、パパは帰らぬ時間だが、ママがちゃんと取れているか確認してるのを見て私は驚きすぎて見入ってしまった。
そしたら、ままが『あら優夏そんなに見入ってビックリしてるのね。そうよね優夏は何もかもが初めてなんだものね。』と言った。
いや、正しくは何もかも初めてなのではなく、魔法的物、悪魔の常識的な事柄。に関しては何もかもが初めてなのだ。
でも、それよりも水晶だとかネックレスだとかキラキラしたものは赤子心に響くんです。いや、乙女心かな?(笑)
『あー、あうー、』
テーブルの上の水晶をいじろうとしたらママが『これはだ〜め〜』と言って取り上げられてしまった。。
『これはパパと初めて家族になった時の思い出の品だからママの大切なの〜』と言って。
その代わり『はい、優夏、これならいじってもいいよ〜』と新しいキラキラしたネックレスを渡してくれた。
ぶーー。水晶が良かったけど。。そんなに大事な品なら仕方ない。ネックレスで我慢してあげる。。
『ばー、ぶーー』
ゴロゴロゴロゴロと寝転がりながら、そのネックレスをもてあそんでいたら。玄関の方から音が聞こえた。。パパかな〜?と思っていたら。
『ただいま〜』と聞こえてきて声の主がパパだとわかった。
そのまま、ままがわたしをだっこして玄関の方まで向かってくれた。
『あら、あなたおかえりなさい、今日もお疲れ様。』
『あー、ぶー』
『おー、今日は優夏もお出迎えしてくれたのか〜。ただいま〜』
『ばー、あー、ぶー』
『今日はご機嫌だなぁ。なんかいい事あったのかぁ〜?おー、ネックレスのおかげか、よかったなぁ〜。お風呂はいってきちゃうなぁ。』
『はい、ゆっくり温まってきてね。』
なんだかパパ疲れてたような気がする。パパの疲れを少しでも癒してあげるために今日は娘の可愛いところを沢山見せてあげよう。。




