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優しい悪魔  作者: 化け猫
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ママの凄技

途中までで区切ります!また夜あげられればあげます!


おはよう。皆さん。パパは仕事に行き、ママは私とお留守番の日々が今日も続きます。

ところで前回ママとのやり取りで練習できていなかったつかまり立ちを今日こそは練習します。あわよくば、つかまり立ちしながら歩きたいですね。はい。ということでやっていきましょう!


まずは、ハイハイのポーズからそして顔を上にあげて小テーブルに手をつけるくらいの勢いでよいしょっと。

まずは、つかまり立ちに成功。これを長い時間続ける為に1度座って、またつかまり立ち!これを何度か繰り返して、、次につかまり立ちしながら歩くことを練習します。

つかまり立ちの時と同じくつかまり立ちし、ゆっくりとカニさん歩きで横にテーブルをつたいながら歩きます。


う〜、なかなかしんどい。歩くのがこんなに大変だとは思いもしなかった。。自我がある分しんどさも他の自我が芽生えていない子達より大きい気がする…。




と考えながら練習していたら母がこっちを凝視していた。それもすごくありえないものを見たような顔で。


『優夏が…つかまり立ちしながら歩いてる…いくら成長が早くてもまだつかまり立ちしながら歩くなんてできないと思ってたのに…』


それもそうだ。優夏と向かいの子の成長は普通の悪魔よりもはやく。そして、悪魔は普通でも人より成長がはやく子がわんさかいるわけではないので比べるのが難しいが流石に優夏のレベルになると頭1つ抜き出てはやすぎる。そのため自我がある関係なくしんどくなる理由は目に見えてわかる。



『優夏〜まま驚いちゃったわよ。でも、凄いわぁ〜、やっぱりうちの子は天才なのね。可愛いだけじゃなくて天才でもあるなんて罪な子ね。』


そう言いながらママを上目遣いで見ていた私をママは優しく撫でてくれた。なんだか、それが嬉しく、つい手を離してママの手を握ろうとしてしまった。。

その瞬間体がおもうように体重を支えられずおしりから床に倒れ込んでしまった。

あちゃー、やばい、おしりめっちゃ痛い。泣いていいよね。うん。泣く。


『うぁーーんあーー』


『あらあら、ごめんね。優夏が集中してやっていたのにママが邪魔しちゃったね。痛いの痛いの飛んで行けー。』


そう言ってママが何か呟くと私のおしりの痛みが徐々に和らいでいった。


『あうー。あー?』


なんだ。凄い。ママ最強じゃん。回らない頭の中で、出てきた言葉は小さい子のような思想だった(笑)


『もう1回ママにも優夏が練習してる所見せて。そうだパパにも見せられるようにこの映像を見られるようにしときましょう。』


そう言ってまたママの凄技が炸裂するのかと思ったら変化はなし。いや、あるのか?でも、まぁそのうちわかるでしょ。そう思い私はまた練習に励んだのであった…。


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