表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/3

 第三章  旅立ち

 第三章  旅立ち




 ジュガ達は慎重にその能力を駿にコピーした後、訓練様の亜空間を作り出した。駿は暫く、その空間で能力の操作を訓練していた。

「派遣隊ソルジャーがやって来るみたい。」アイが心配そうに報告した。

「あまり派手にやって欲しくないけど。僕等も万全の準備を整えて於こう。下手をしたら僕の古里が無くなってしまうかも知れないからね。」

ケイが心配そうに話した。訓練空間から戻ったジュガが

「順調だけど、駿の美幸への思いが強すぎるのが気がかりね。」

訓練空間での鍛錬は、駿の感覚では半年程続いた様に思えていた。そんな時間を過ごしていた最後の仕上げとして、謂わば卒業試験の様な課題をこなしていた時に、いきなり別空間に移送された駿が目覚めると、そこは見た事の無い施設、巨大な装置の中とも思える一種の部屋に居た。

「目が覚めた?いきなり転送して悪かったわね。一寸急いでいたもんで。」ジュガが駿の顔を覗き込みながら言った。

「ここ、何所?」

「うんーん、君達の表現で言うなら宇宙船の中かな。」

「宇宙船?て事は、今宇宙を飛んでるの。」

「ああ、超光速で、所謂ワープ航行で、ある星へ向かってる。」そう言うと、ケイが装置を作動させたのか周囲の白い壁が素通しになって、まるでプラネタリュームに居るように星々が見えた。只一寸違う所は、後方の星の光は無く、左右の星々は光の残像だけを残して消えていっていた。

「惑星コボル、僕らの時代では時空凍結されてしまった惑星で、調査しようにも手が出せない場所さ。この時代なら、まだ何とか成りそうだけどね。」

「そこへ行って如何するんだ?」

「取り合えずは、テラ(地球)での出来事との関連の調査、出来れば、今回の虚無空間の発動の原因を探りたい。」

「その星は、地球の事件と関係がある訳なんだな。」

「うん、エッグの時空揺らぎの足跡をたどったら、コボルにたどり着いた訳さ。」

「曰く付きの惑星だからね、私たちの世界では。古いデータによると地球に良く似た惑星らしいけど、行ってみないと良く分からないね。この時代では、亜空間チューブがまだ造られていないので、実際に飛んで行かなきゃ成らないのが面倒だけど。」

「4.7万光年は、一寸遠いけどね。」

「4.7万光年?行くのに数万年も掛かるじゃないか!」

「大丈夫、この船は速いから、銀河平面をアナログ時計で考えると、3時の位置から21時の場所へ直線で飛んでるような状況かな。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ