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ゲームその1

ピンポン玉を打ったときに感じる爽快さ。

動くたびに鳴るキュッキュッという地面とシューズの摩擦音。

そして自身と同じで本気で戦いに臨む相手の眼差し。

俺はどれも大好きだった。

卓球の全てが大好きだった。


でも、今は大嫌いだ。


・・・・・・・・・・


今から半年以上前の中学3年夏。


「いやー。やっと来れたな!全国大会!」

俺、新垣京あらがき けいは全国大会に出られる嬉しさから手に持っているスマートフォンで大会が開かれる江南大学体育館の姿を連写する。

「ふははははははは!!どうだ!この高速ラリーを髣髴とさせる連写は!!!誰にも止められないZE☆」

「なに馬鹿なこと言ってんの、早く中に入ってアップするよ」

「へいへい」

この俺を馬鹿扱いした女は千代田あかり。中学生にして全日本の合宿にも参加した日本卓球界における黄金の卵であり、俺のパートナーでもある。


俺たちは中学1年のときから男女混合ダブルスのペアを組み、全国大会優勝を目指して練習をしてきた。

努力の甲斐もあって埼玉県大会で1位を獲得。そして中学生活最初で最後の全国大会に参加することになった。

ここまで長かった。本当に長かった。俺が思い出に浸っていたら、あかりが俺の顔面にトーナメント表を叩きつけてきた。


「いって!何すんだよ!」

思い出の振り返りの邪魔をされた俺は不機嫌そうに彼女にいう。

「思い出に浸っている場合?あんた馬鹿なの?死ぬ?死んでみようか?ヤッてあげる」

彼女が持っているラケットが一瞬だけ斧に見え、本気で殺されそうだった。

やばい。メチャクチャ怖い。

恐怖に支配された俺は丁寧な言葉遣いで

「一体どうなされたんでしょうか」と冷や汗を垂らしながら精一杯の笑顔を見せる。

それに対して、彼女は一言「キモ」と言ってから話を切り出す。

「私たちの最初の相手見てみなさい」

「あー…なるほどね…」

顔面に叩きつけられたトーナメント表を確認したら、俺たちの最初の相手はリュウ・チンギン、イ・コウンペアだった。

これはつまり、、

「初戦の相手は外国人選手。それも中国のね」

「うわー、初戦から中国人選手と当たるのか…ついてないな…」

「何弱気になってるの。私たちの目的は全国大会優勝。どのみち全員潰さないといけないのよ」

潰すって…正直、相手の選手よりパートナーのほうが怖かった。


「これより、大会の開催式を始めます。選手は体育館中央に集まってください」

開催式のアナウンスが体育館中に響きわたる。

「あんたのせいでアップできなかったじゃない。これで負けたら`@#$□%&△&$%#%**だから」

マジで?それマジで?

こんなん表記変えないとダメじゃない?

(*本作品は悪影響を与えかねない表記全てが暗号化される健全なものです。安心してお読み下さい)


つーか、本文途中で注意書き入れないといけないってなに?


こんな茶番をしているうちに開催式は終了。


早速、最初の試合が始まる。


用意された卓球台に俺とあかりがつく。その対面にはリュウ、イペアがついた。

卓球の試合では最初に軽いアップとしてラリーをするのが通常である。

しかし、

「ボク、嫌ダネ。こんなのとラリーするの」

相手選手であるリュウが突然訳の分からないことを口にする。


は?どゆこと?


「ボクタチ、とてもつおいネ。なんで君達みたいなのと戦わないとイケナイ?ボクタチはサガラ、イノウエと戦いたいネ」


プチッ。何かが切れる音がした。

俺は知っている。この音は…この音は…

あかりが本気でキレた合図だ。


彼女はどす黒いオーラに包まれており、目も暗く深い、まさに漆黒。見たもの全てを殺しかねない。そんな感じでした(A氏後日談)


「ねぇ、そこのピータン野郎。いまから#$%*%//%&*してやるから動くんじゃないわよ」

ラケットを強く握りしめた彼女はゆらりゆらりとリュウ選手へと近づいていく。


ひぃーーー!また恐ろしいこと言ってるぅーーーー!!!

このままじゃ会場が殺人現場になってしまう。

俺は犯行を阻止しようと彼女を取り押さえる。

「止めんじゃないわよ!!あいつ殺す!絶対に殺す!!」

「気持ちは分かるけど!!でも暴力はダメだって!!卓球でお前の強さを見せつけてやれよ!」

こっちがギャーギャー騒いでると

「ふあ…もう帰ってイイ?」とリュウ選手のパートナーであるイ選手があくびをしながら言ってきた。


この行為がさらにあかりをイラつかせ、

「うっさいブス!そんなに寝たいなら永眠させてやる!!」

「ブス?自分のこと言ってるカ?」

「はぁ!?あんた意外に誰がいるのよ!!」

「鏡見たことないノ?使ってみるとイイヨー」


「もういい!京!あいつら卓球で殺すわよ!」

卓球で殺すって何?という疑問を持ちつつも、やっと試合が始められそうなので口には出さない。


「フンッボクタチのつおさ見せてヤル」

「眠いから早く終わらせるヨ」

「殺す殺す殺す殺す殺す」

「もう帰りたい…」


全国中学生卓球大会Bブロック初戦

新垣京、千代田あかり(大宮第二)VSリュウ・チンギン、イ・コウン(京成館)


試合開始!













常に前進、日々精進!どうも幻想ショコラです!いやー、本当に久しぶりの投稿です。最近忙しすぎて投稿できていませんでしたがこれからぼちぼち投稿していきたいと思っています。貧アホと勉意味なんですが、貧アホは投稿を継続、勉意味は投稿一時中止ということで進ませて頂きます。勉意味を楽しみにしてくれている人達(そんな人おるか?おらんやろ)に申し訳ないのですが、一時投稿中止とし、またいつか投稿を開始したいと考えています。そのときまで他の作品を楽しんでもらえると幸いです。

はい!業務連絡的なのも済んだということで本作品の話をしていきましょー。今回から新しい連載としてクロスとストレートを投稿していくのですが、うーん、コメディ色が強いW。ま、いいか。次回ではリュウ、イペアとの戦いになります。卓球を知らない人にも楽しんでもらいたいので表現に気をつけながら書いていきたいと思いますぅ。これからクロスとストレートをよろしくお願い致します!!

次回もお楽しみに!以上、幻想ショコラでした!

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