魔王一馬?
2人はアルタの家に着いた。
「アルタ ただいま 話しがあるんだが 少し良いか
な?」
「あっ はい どうぞ。」
「ここにいるのは ミランダ 訳あって7日間だけ
俺と同じく ここに匿って欲しい。」
「はい 大丈夫ですが 何故7日間なのです?」
「あぁ 話せば長くなるが……。」
これまでの経緯を アルタに話すと
「はい そういう事なら 分かりましたが…。
ベッドが足りませんね。」
「あぁ 俺はあのソファにでも 寝るから良いよ」
「カズマさん それは出来ません。私がソファに
寝ますから ベッドをお使い下さい。」
「あのさぁ いい方法があるんだけど いぃ?」
「あぁ 言ってくれ」
「あのベッド広いからさぁ 私とカズマで寝るって
言うのはどうよぅ。」
「えっ カズマさん それなら私も カズマさんと
一緒の……。」
「アレ? もしかして アルタさんて カズマの事
好きなん?」
「えっそれは……。」
「はいはい 分かったから やはり俺が ソファに寝
るで決定! この話しは もう終わりだ。 あとコレ
がミランダの分の10万リルだ 受けてくれ。」
「あっ はい分かりました…。」
「アルタさん 7日間だけど どうぞ よろしく!」
「此方こそ 狭いですけど どうぞ お願いします」
落ち着いた所で 今日の成果を確認しよう。
レッドネーム
名前:来栖 一馬
年齢:24
LV:22
HP:5800
MP:2200
STR:6300
AGI:3500
VIT:5500
INT:2000
特殊スキル:デプリ(相手のスキルを1つ剥奪)
スキル:パワーボム (絶大な気で相手にダメージ)
スキル:影縫(相手を5秒間不動)
スキル:ダウン(20秒間 相手の防御を半分)
スキル:ヒール(傷を癒す)
スキル:ハイド(姿を消し隠密行動)
スキル:会心の一撃(通常の倍のダメージ攻撃)
スキル:心読み(相手の心を読み次の行動が分かる)
「やはり 今回は数値が 跳ね上がったな。しかし
20階層以上は 相当キツイ戦いに なるだろう。」
「カズマさん そう言えば 特別ダンジョンて
ご存知ですか? 」
「うん ?特別ダンジョン?」
「はい 街で言ってました 特別ダンジョンが 設定
されたと そのダンジョンはレベル上げ専用で
10階層まであって 全部クリアすると 桁違いに
経験値を貰えるそうです。」
「ほう それは 喉から手が出ら程 行きたいが
レッドネームも参加可能なのか?」
「はい 確認しましたが 可能だそうです。」
「そうか では明日は そこに決定だな!
ミランダ 今回は何があるか分からんから 俺1人
で行くからな。 ゆっくり休んでいてくれ。」
「あいよ! アルタが話し相手になってくれるから
大丈夫だよ。」
「ふむ そうか 俺は もう横に ならして貰うよ」
俺はソファに 2人は それぞれのベッドに 入って行
った。
次の朝 少し早く目覚めた。
鼻に いい香りが 撫でる。
ふと見ると 既に朝食が テーブルに出されていた。
「おはよう ございます!」
「おはよう! アルタ 早くからありがとう。」
「今日も レベル上げ 頑張って下さい!」
なんか いいなぁ コレが前の世界であって
朝 可愛い妻が 朝食を作ってくれていて
俺は コーヒーの香りで 起きる。
他愛もない事を 話して
一日 頑張ってねと キスをされ 見送られる…。
え〜 そんな 幸せな生活を 早くしたいよ!
絶対元の世界に戻り 可愛い奥さん貰って
幸せになる!
その為にも レベル上げだ!
さぁ テンション上がったところで 特別ダンジョン
に 出発するとしよう。
マップで 特別ダンジョンを確認し 俺は向かった。
ここのシステムは パーティは不可で 個人参加のみ
で 入り口に入ると 違う次元に飛ばされ 1階づつ上
がり 最後の10階の魔物を クリアすると褒美と相当
な経験値を貰えるそうだ。一度にレベルアップす
るチャンスと言う訳だ。
俺も 扉を開け 入って行った。
すると 部屋全体が グラっと 揺れたと思うと
サッと別の部屋に 飛ばされていた。
周りの雰囲気も さっきとは 全く違う。
「ようこそ 特別ダンジョンへ
まずは 挨拶代わりに コレをどうぞ!」
目の前に突然 魔物が現れた!
その名は サイクロプス!
「影縫! ダウン! 会心の一撃!」
「とりゃーーーーー!!!」
ドドドドドッーーーーーーーーン!
「ほう 一撃で サイクロプスを倒しますか。
中々の腕前です。では次の階にお進み下さい。」
また部屋が揺れて 別の部屋に飛ばされた。
シャー シャー!
ゴーゴンが現れた!
そして 周りには 石にされた 冒険者達が無造作
に 倒されていた。
「お前も 石になれーー!」
「生憎 無理だわ キモい奴め!」
俺は ゴーゴンの目が光る前に 剣を奴の前に出し
鏡の様に 奴を写し出させた!
「ウォーーー〜!」
「やはりキモい 」
ゴーゴンは 自分の魔法を反射させて 己が石に
なり ドサッと転がった。
「ほう ゴーゴンも 呆気なく倒しましたか。では
次の階へ どうぞ!」
また 部屋が揺れて 飛ばされた。
この部屋は 森の中の小屋で ベッドが置かれていた
「あら 冒険者さん ようこそ 私の寝室へ」
目の前には 金色の長い髪と澄んだ青い瞳のエルフ
がベッドのサイドに 腰掛けていた。
「ほう アンタが 相手かい?」
「あら 相手なんて そう ベッドのお相手よ
どうぞ お脱ぎになって 私もほら」
エルフは スッと立つと 羽織っていた服の紐を解き
羽織を捨てると 眩しい程の白い肌が 露出した。
「どうぞ ベッドに いらして」
「ほほう お前は エルフの面を被った バンパイヤ
か! どうりで 血の匂いがする。」
「ふふふふっ お前 中々やるな! 心読みか?」
「全く 残念だよ 普通なら お前とここで 楽しみ
たかったよ! 影縫!ダウン!会心の一撃!」
「グァーーーーー!!」
バンパイヤの心臓に 一撃を食らわして そのまま
素早く 首を刎ねた!
「貴方には 色仕掛けも通用しませんかねぇ
では 次の階へ行って下さいな」
また部屋が グラっと揺れて 飛ばされると
現れた部屋は……。
「うっ ココは 見覚えがある……。
小さい頃住んでた 俺の部屋だ!」
「あら 一馬 もう食事にするわね。 」
「あっ 母さん!」
「何故だ! 何故こんな酷い事をさせる!」
「どうしたの 一馬?」
「母さん さようなら!」
俺は 母さんに抱きつき そのまま 剣で貫いた!
「ウギャーーーーーーーー!」
母の姿はナイトメアとなり そのまま絶命した!
「ふふふっ 自分の母も 簡単に殺せるんですね
中々魔族にも出来ない事を 人間がやるとはねぇ
恐れいります。 では次の階です。」
「おい 待て! 」
「何ですか? ここでリタイアしますか?」
「いや そうじゃない 面倒なんだよ
後の5匹全部出せや! この階で!」
「ほほう 面白い事言いますね。 相当な自信家です
いいでしょう。特別ダンジョンですからね 特別に
あとの魔物を全部出しましょう!そしてその自信
を 悔やむ事で! 」
また 部屋が揺れて 飛ばされると
目の前に 5体の魔物がいた。
「お前か 自信家の人間は!」
「自信家ではないさ お前達の死神だよ!」
パワーボム パワーボム パワーボムパワーボム
パワーボム パワーボム パワーボム パワーボム!
ドドドドドッーーーーン!!!
パワーボム パワーボム パワーボムパワーボム
パワーボム パワーボム パワーボム パワーボム!
ドドドドドッーーーーン!!!
「挨拶代りだ! 何匹残った?」
「お前 本当に人間なのか? もうワシしか
おらんよ。あのパワーは一体 何処から……。」
「ほほう 残ったか でもHPが20%くらいかぁ。」
「今度は ワシのターンだ!受け取れ!」
「影縫! ダウン! 会心の一撃!」
ドドドドドッーーーーーーーーン!!!
シュッバッシューーーーーーーー!!!
「お前 もはや人間・では・な・い・ぞ、、」
「さぁ 最後の奴も 倒したぞー出てこい!
経験値ドッサリくれよ!」
「この特別ダンジョンで 人間を超えて 今
魔王が誕生された!
これからは貴方様に お仕え致します。
どうぞ 魔族どもに ご指示下さい!」
「はぁ 何を言っている! 俺は魔王討伐…。
えぇーーーーーーーー!俺が魔王ーーーー!」
俺のステータス確認!
名前:魔王 一馬
年齢:???
LV:250
HP:128000
MP:98000
STR:125000
AGI:38000
VIT:118000
INT:98000
スキル:咆哮(10秒間その場の者全員不動)
スキル:インフェルノ(範囲内に炎の爆雷)
スキル:奈落(範囲内に地割れで地獄に落とす)
「何? コレが俺か?」
一馬はようやく 理解した。
魔王を倒すのでは無く 魔王復活なのだ……。
そして その魔王が自分。
「神様って 嘘だったのね。 魔族の召喚士だったのか! ふざけろーーーーーーーー!」
そしてこの世界は 永きに渡って 魔族が栄えた。
魔王一馬が 君臨して……。
終わり
最後まで ありがとうございました。




