表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/21

第7筆 神様ではありません

拝啓


 神様、俺は馬鹿です。


 単純に間違えました。

 花言葉が母の優しさなんて、そんなこともちろん知りませんでした。そんな深い意味はないのです。


 枯れずに届いたのは良かったけど、お届けしたのは神様ではありません。クローバーとカタバミの見分けもつかない男です。


 だから、部活に入りたいという霧子さんのお願いは、ちょっと無理です。そもそも、どこの高校かも知らないし。と思っていたら、霧子さん、俺の学校に居たんですけど。なぜか学校の中庭で、一人で弁当を食べてました。


 キレコって知ってるかって後輩に聞いてみたら、よく知ってて。転校早々、クラスの女子と掴み合いの大喧嘩をしたらしいです。


 神様、この盗み読みはやめられそうもありません。その代わり、俺にできることなら罪滅ぼしにしますので、どうぞ御勘弁を。


敬具

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ