表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
544/550

装置

結局、5人中3人はすぐにつかまってしまった。


もちろんこの世界に詳しかった奴は、すぐにでも冒険者ギルドに登録をしようとして、すぐにつかまった。


他にも、とりあえず、この国でやっていくなら、国籍は必要だと教えてもらったものも、国籍を登録してしまったので、つかまってしまった。


知らなかったのだから、しょうがないという意見もあるかもしれないが、そのようにはいかない。


それに、現実の地球でも、ほかの国に行って、その国の法を犯してしまうと、もちろん犯罪になってしまう。


そして、アインはそのことを知っていたので、一応、この国の法律にも、法律を知らなかったでは許されないと明確に明記しておいたのだ。


本来は、海外から来たものに対して用意したものだったが、まさか最初にこのことで問題になるのが異世界からの転移者だとはアインも想定していなかったが…


「ど、どうしてこんなことに…

しかも、何の法律に引っかかったんだ…」


彼にとっては、冒険者ギルドで、登録をした瞬間に、いきなり法律に引っかかったといわれた。


しかも、連れてこられた理由が、国家反逆罪という、地味に元の世界にあるような法律で引っかかってしまった。


(しかし、一旦何でつかまったんだ?

まず、もしも転移者として強力なスキルを持っていたとしよう。

でも、ステータスに関しては、冒険者ギルドに登録もしてないし、調べられてもいない。

そして、今になって思ったが、自分でも確認していない。)


彼はこの世界に来て、舞い上がってしまって、そのせいで必要なことを何も確認していなかった。


そして、今でも確認することができなかった。


(この装置…どうなっているんだ…)


それは、アインが開発したもので、腕につけると、その者の能力が全く使えなくなるというものだ。


それは、戦闘系のスキルを封じるために作ったのだが、よく考えたら、たまに生産系のスキルの中に、戦闘にも使えるものがある。


そのことに気が付いたアインは、すべてのスキル、そして、魔力を封じる物を作ったのだった。


(危険性はないといっていたが、本当に大丈夫なのだろうか…)


彼にとっては、この国の政府は、いきなり人を捕まえる政府だと思っている。


それに、この国で少ししかできなかったのだが、それでも、聞いた情報で、ここは帝国だといっていた。


帝国というのは、多くの国を飲み込み、そしてトップに立つ皇帝のもとに成り立っている国である。


しかも、この帝国はそういう形式をとっているわけでもなく、本当に皇帝が圧倒的権力を持っているらしい。


(やはり時代が昔すぎるのか。)


そう思いながら、今後自分はどうなるの考えるのだった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ