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宣戦布告

その後、すべての属性の上級魔法をどんどんと使っていって、どんどんと、敵側の国の心は折れていった。


しかし、そんな順調にアインの計画が進んでいる中で、想定外のことが起こった。


「アイン様!」


「なに?」


「我が国に複数の国が宣戦布告をしてきました!」


「は?」


それは、今回の演習に参加していた敵側の同盟国の中でも、この演習に来ていない国々だった。


「それに伴って、今回の演習に来ていた敵側の国に関しても、軍部のほうが暴走したらしく、国王に一切許可を取らないで、宣戦布告をしてきました。」


「なるほどな…それじゃあ、とりあえずは、今日来ている敵側の国々の首相には伝えるな。

そして、今回の演習に参加してないすべての兵を動かして、数時間で戦争を終わらせるのだ。」


「しかし、今回の戦争に関しては、あまりにと急すぎて準備のできていない兵もいます。」


「その者たちに関してはいい。

すぐに動けるものだけを敵国に向かわせる。」


「わかりました。」


「今回に関しては、遠慮はいらない。

こちら側が、できるだけ平穏な終わらせ方を模索したが、それでも最近我が国は舐められすぎている気がする。

戦争をしたことのある国の隣国などは、その被害から我が国の強さを知っているが、やはり、離れている国に関しては、あまり強さが知れ渡っていないらしい。」


「そうですね。」


「ここいらで一回、潰しておく。

別にこちら側が狙われるのはいいが、それでもこちらが舐められているということは、同盟国の方にも行くだろう。

それなら、そちら側に手が回らないレベルで攻め落とす。」


「わかりました!」


報告をしに来た兵は、アインの並々ならぬ怒りを感じて、急いで軍部のほうに連絡を入れに行った。


「ということで、至急向こうの国のほうに行ってください。」


「守りに関しては?」


「近くにいた兵だけで大丈夫だそうです。」


「そうか…それでは、本国軍に関しては、敵国の殲滅のほうに移る。

各隊、転移魔法を使って一瞬にして潰してこい。」


隊長がそういうと、各員は一瞬にして転移魔法で敵国に向かった。


第一部隊


「さて、滅ぼすぞ。」


そういうと、第一部隊の者たちは火の魔法を展開し始めた。


今向かっている国に関しては島国なので、火の魔法を使ってもあまり周りへの被害が少ないのだ。


それに、ここはバルバロット帝国からすごく離れている。


だから、海への影響も気にしなくていいのだ。


「投下」


そして一つの島が一瞬にして、消えてしまった。


「さて、帰るぞ。」


第一部隊の担当はこの島だけだったので、もう本国に帰るだけでよくなったのだ。


第二部隊


「別に人を殺す必要はないだろう。」


隊長のそのような方針により、少し変わった魔法を使うことにした。


それは、消滅の魔法。


邪魔なものを消滅させるときに使うのだ。


「消えろ。」


その魔法を発動させると、この国にあった人間以外の物がすべて消えてしまった。


服、建物、硬貨。


人口の物に関してはすべて消えてしまった。


これで、戦争をしている場合ではないだろう。


そして、第2部隊に関しても帰っていくのだった。


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[一言] 月光蝶、魔法で行えるんか
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