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ソロ

そして個性が強いもの同士の戦いに関してだが、これは意外とすぐにけりが付いた。


「くっそ…」


そんなことを言いながら、瞬足の閃光もちょうどいまやられていった。


結局は、この敗者復活戦でも、何も目立っていなかったパーティーが勝った。


しかし、全員がフードをかぶっているということもあって、異様な雰囲気だけは形成されていた。


「それでは、君たちには敗者復活だ。

君たちが脱落した8階層のほうに送ってあげるから、少し待っていてくれ。」


すでに、パーティー側の戦いの終わりが見えてきた準々決勝くらいの時に、ソロのほうの試合も始めたのだが、それでも、まだ全然終わる気配がないので、待っていてもらうことにした。


「…」


彼らも、特に何も言わずに、アインに指示された休憩スペースで休んでいた。


「おぉ、さすがにソロのほうが、1人1人の力は強いな。」


ソロの多くは、自分の力に自信があるか、その性質上、誰とも組めないというものだ。


しかし、誰とも組めないようなスキルが、戦闘向きだった場合は、自分の仲間を巻き込んでしまうかもしれないという系が多い。


つまり、広範囲で、その上結構強いスキルを持っていることが多いのだ。


「さて、ソロのほうは結構スカウトが来るんじゃないか?」


ソロに関しては、国としてはスカウトがしやすい。


それに、国のほうで生活の保障をしてあげてしまえば、すぐにでも引っ越しができる。


パーティーに関しては、じっくりと考えてから誘わなくてはいけないが、ソロにはこういう利点もあったのだ。


「さっ、試合のほうに集中しますか。」


さっき、大体のソロは2パターンに分かれるといった。


しかし、その大半は、自分の力に自信があって、仲間を必要としないものが多い。


そのため、ソロのほうの試合に関しては、パーティー側の試合に比べて、皆が一撃で決めようとするせいで、結構時間が短くなっていた。


「ハーハッハッハ!俺を倒せる奴はいないのか。」


そんな中、ある男の声が会場内に響いた。


その男は、筋肉が異常なまでについていて、どっからどう見ても、脳筋だということが分かった。


実際、この男に関しては結構強いが、それこそダンジョン内の序盤のほうにあったトラップに引っかかるという結末を迎えていた。


それに、ここにいるソロでの冒険者は、皆自身は持っているのかもしれないが、普段の戦いが平原などが多いせいかわからないが、結構強い人に限って、簡単な罠に引っかかってくれた。


「まぁ、こっちはどうなるか。」


このまま、脳筋が上がっていくのか、それともどこかで誰かが止めてくれるのか…


それは、今後の試合で分かるのだった。


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