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開戦


あれから、約1ヶ月くらいたった頃…


「アイン様!」


「ん?何のようだ?そんなあわてた様子で。」


「ハッ!大事な報告があります!」


「何?」


「つい先ほど、各国の要塞の最終点検が終わり、いつでも宣戦布告できる状態になったそうです!」


「そうか…ついに完成したのか…

それじゃあ、各国に通達してくれ、これから、教会との戦争を開始する。

時刻は1時に開始。

最初は徹底的に守りに徹してくれ。」


アインが他国に要塞を建てた理由は最後の指示を簡単に出来るようにするためだった。


大国は確かに力も強いが何も軍事国家ではないので、前々からこの戦争を見越して武器の生産を怠っていなかった、同盟国に比べると、どうしても武器の数が少ないのだ。


そしてアインが今回狙うのは玉切れや、武器切れ。


今回括弧に作った要塞は、バルバロット帝国も少しだけ関与していて、硬い建材、高い魔法耐性、そして、相手からすると、引かないと扉が開かないのに、外側には一切の取っ手が無い状態だった。


「これから、何もしなくても破壊までに数年はかかるような代物。

あと、各国には要塞の上からなら、攻撃を許可するように言っておいてくれ。」


実際、アインも要塞の前に構えられることになるということは予想をしていたので、今回は、要塞の上に攻撃が出来るスペースを作っておいた。


イメージとしては、進○の巨○の壁の上のような状態だった。


「それでは、そのことを各国に伝えてきます!1時になったら、勝手に戦争を始めても良いのですね?」


「ああ、それに、最初の方は守りだから、教会や大国側の兵が来るまでは暇になってしまうと思うけど、攻め込まないように言っておいてね。」


「分かりました!それでは言ってきます!」


そして、その兵は出て行った。


(今は7時、各国に伝わるのに、2時間くらいかかるとしても、9時になる。

そして、戦争状態に入ることを市民に言って、何とか納得させるのに、4時間もあれば大丈夫かな?)


そして、各国もちゃんと市民に説明をして、その後、各国の首脳も1時になることを待っていた。


そして、1時になった。


まず、同盟国が最初にやったことは、エリの転移魔法にて、教皇の部屋に1枚の手紙を送った。


内容としては、同盟国全ての名前が書かれた紙があり、最後に


『以上の国が教会に対して宣戦布告を行います。』


こうして、宣戦布告をしたアインは、他国には守りの態勢といったが、自国は守りの態勢をしなかった。


『これより、少数部隊による、殲滅作戦を行う。それでは、特殊部隊よ。先に出来るだけ数を減らしてこい!』


アインが本国のほうから厳選して、とある特徴を持った者たちによって作られた、特殊部隊が、教会の1つの隊につき、1人、送り込まれることとなったのだった。



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