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3勢力


「まず、私がアイン君の国がトップ1になっていると考えた理由はいったな?」


「はい。聞きました。」


「そうか。それじゃあ、今後のことだな。」


「今後のことですか?」


「ああ、今後って言うのは、世界会議のことだぞ?」


「はい。それはなんとなく分かっています。」


「そうか…それじゃあ、早速説明に入るな?」


そして、王による説明が始まった。


「まず、始めに覚えておいて欲しいのは、アイン君の敵対勢力の国は結構多いな。いや、これから多くなると言ったほうが良いか…」


「多くなる…ですか?」


「ああ、アイン君は今まで出ていなかったから分からないだろうが、世界大会には大きく分けて3つの勢力に分かれている。まぁ、勢力といっても、協力はしていないようなので、考え方って言うのが一番しっくり来るだろうな。」


「なるほど…」


「まず、私と近い考え方。平和派だな。これは文字通り、戦争を出来るだけしないで、他国との貿易をやるために参加をしている人たちだな。」


「分かりました。」


「それで、2つ目は中立派。これは、正直に言って、どっちにでも動くものたちだな。ただし、基本的にトップ20でも、実力が中~下のものが多いな。」


「はい。それで…」


「ああ、最後の考え方が、戦争派。ここは簡単で、基本的に普段は中立はを装って、貿易の話なども出来るが、問題が起こるとすぐに戦争をしたがる。そして、ここには前回まで1位だった国も入っているし、その国も、前回までは狙われる側だった。」


「なるほど…話を聞く限り、僕が次の標的ってことですか?」


「ああ、私は十中八九そうなると思っている。」


「そうですか…それは良かった。」


「それは良かった?どういうことだね?」


「ああ、僕の考えもどちらかといえば、戦争派ですね。自分からは基本的に仕掛けないが、仕掛けられたら、相手の国がなくなるまで徹底的に殺る。なので、そうやって分かれてくれているなら、どの国に対して、それをやって良いのかが、分かりやすくなりますから。」


「確かに…そうだな。」


「まぁ、仕掛けてこなかったらなにもしないのですけどね。」


「それは無いだろう。」


「そうですか?」


「ああ、今回は動く年になる。」


「なんかそういうのが決まっているのですか?」


「ああ、大体戦争派が動くのは、新しい国が世界会議に入ってきたとき。つまりアイン君が入ってきた今年は動くだろう。」


「そうでしたか。」


「それにアイン君が気づいているかは分からないが、君は世界会議の国もいくつか落としている。それはつまり、新しい国も多いってこと。そして、そのことから動く奴らはいるだろう。」


「そうでしたか…ちなみに、新しく入るのは何国なんですか?」


「6国…アイン君の国と、君によって空けられた枠に入ってきたものたちだ。」


「僕が今年で倒した国は多い。どの国のことなのかは分からないが、とりあえずは5国居たのか。」


「まぁ、武力に関しては話を聞いているし大丈夫だと信じているが、気をつけてくれよ。」


「ええ、大丈夫ですよ。大方今の話でどこが仕掛けてくるのか分かりましたし。」


そして、アインはその後、少しの食事に付き合って、王都に出た。


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