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貴族の反乱の兆し


そして、アインは社長室を確認するよりも前に、パワードに話をしにいった。


「こんにちは。」


「アイン様、今日はどのような用でしょうか?」


「今日は城が完成したので、報告に来ました。」


「ああ、城ですね。大丈夫ですよ。あれだけ大きな建物は王城からも見えますから。」


「やっぱり王城と同じくらい大きな建物って権力的な強さのために、やめておいたほうが良かったんじゃないですか?」


「それに関しても、大丈夫です。すでに国民には貿易国の城だと伝えていますから。」


「周りの人には何か言われなかったのですか?」


「ああ、最初は王城と同じくらいの建物を建てさせると、この王朝の力が弱く見えるといわれていたんだけど、周りの人たちがバルバロット帝国について調べていったら、いつの間にか文句を言われなくなっていったんだ。」


「あ、なるほどね。」


「まぁ、そんな訳ですから、安心してください。」


「分かったよ。それじゃあ、あそこで商売を始めるけど良い?」


「はい。いくらでもやってください。」


「それじゃあ、報告をしに来ただけだったから、もう帰るね。」


「はい。お疲れ様でした。」


そして、アインは城に戻った。


しかし、そこでエリに呼び止められた。


「アイン様、緊急事態です。」


「何!?何があったの!?」


「私たちが最近取り込んだ国のちょっと力に自信があって、おこがましくも傲慢になっていた貴族があの国にある王城に話し合いに来たそうです。」


「話し合いって…もしかして。」


「はい。自領の兵を連れてやって来ています。」


「はぁ~。やっぱりそうなるのか。」


「今回はどのように対処しますか?」


「今は、いろいろ忙しくって、なるべく時間を使いたくないんだよね。」


「だったら、武力で黙らせますか?」


「それでも、国内に嫌っている人が居るのはなんか危ない気がするんだよね。」


「だったら、どうするのですか?」


「まぁ、話し合いだけで終われば良いけど…」


「終わらないでしょうね。」


「僕もその未来が見えているよ。」


「それでは、もしも話し合いで終わらなかったら、どうするのですか?」


「う~ん…あ!」


「どうしました?」


「良い案が一個思いついたんだ。」


「何ですか?」


「いや、これは話し合いが終わるまでは秘密にしておくよ。」


「秘密ですか?まぁ、アイン様が考えるのなら賛同しますね。」


「ありがとう。」


「ただし、せめてこちら側に利益があるのか教えてください。」


「いや、無いよ。ただし、僕の傘下となったあの国にとっては不利益でもないと思う。」


「そうなんですか?」


「まぁ、帰るまで考えてて。」


そしてアインは城に帰っていった。


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