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夏休み終了


あれから数日、アインはまだ、ゲームなどを作らずにいた。


「アイン様、最初は何かの目的があって作っていませんでしたっけ?」


「そうだよ。」


「それが何なのかは知りませんが、ちゃんとできているのですか?」


「ううん。まだ、まったくできていないよ。」


「それは珍しい。アイン様が何かをしようとしたらすぐに完成するのに。」


「まぁ、やろうと思えば完成させることはできるんだけど、まだ国民の皆もスマホの扱いに慣れていないでしょ?」


「まぁ、そうですね。いきなりあの機械を渡されて、便利だとは思っているそうなのですが、やっぱりまだ扱いに慣れていませんね。」


「やっぱり…」


「しかし、一部の器用な人や、頭のいい人はチュートリアルを見ただけで使えるようになっていましたね。」


「そうなんだ。それよりも、とりあえずは、皆がスマホの扱いに慣れるまではそのゲームっていうやつはやらないよ。」


「アイン様がやろうとしているのは、ゲームというものなのですか?」


「まぁ、完成してもずっと僕がやっている訳じゃないけど。」


「アイン様がずっとやっていなくても、使えるものなのですか?」


「うん。あの日スマホが60億台完成し、全員に配った後に僕が空に向かって打ち上げたものによって、僕がなにもしなくても、勝手に動いてくれるようになるんだ。」


「そうだったのですか。」


「うん。それで、その機械に僕は後10日後にゲームを配信するようにしたから、それまでは何もすることは無いよ。魔王さん、何か用事ってあったっけ?」


「アイン様…学校が後6日後に始まりますよ。」


「もう、そんなに!?」


「やっぱり、把握していませんでしたか。」


「でも、大丈夫だよ。やるべきことは全て終わっているし。」


「そうですね。しかし、アイン様。もうすぐ学校が始まるのですから、これからはちゃんと早めに寝てくださいよ。」


「わ、分かっているよ。」


「本当ですか?」


「まぁ、神である僕には本来睡眠はいらないんだけどね。」


「それは、体の問題であって、寝ないと精神を壊しますよ。アイン様は最強の神ではありますが、なってからまだあまり時間が過ぎていないので。」


「確かにそうだね。それじゃあ、ちゃんと言われた通り寝るよ。」


「はい。」


そしてあいんはそこから数日間、ちゃんとした生活習慣で暮らして行き、特に何事もなく、6日が過ぎた。


「それじゃあ、行ってくるね。」


「はい。行ってらっしゃいませ。」


「魔王さん、アイン様のフォローは私たちに任せてください。」


「エリさん、ユキさん。確かにアイン様のフォローも大切ですが、自身もちゃんと学校を楽しんできてください。」


「「はい。」」


「それでは皆さん、気をつけて。」


そして、僕たち3人は魔王さんに見送られながら、学校に向かって行った。


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