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そしてアインは自分の力を使って、どんどんと携帯(スマートフォン)を作っていった。


「誰かいない?」


「何でしょうか?」


アインが庭で誰かを呼ぶと、近くに控えていたメイドがすぐにやってきた。


「魔王さんかエリを呼んできてくれない?今ちょっと手が離せないから。」


「分かりました。」


そしてメイドが屋敷の中に入っていった。


そして数分後、魔王が出てきた。


「何でしょうか?アイン様。」


「ちょっと僕の前世の物を作っているんだけど、これを国内にはやらせたいんだ。それで、国内に何人くらいいるのか知りたいんだけど…」


「アイン様お一人で作るのですか?」


「うん。これは僕にしか作れないだろうし、それに、全然苦ではないからね。」


「しかし、わが国はだんだん勢力を強めていっていますので、結構多くの人が暮らしていますよ。」


「それでも良いから何人くらい暮らしているかを教えて。」


「分かりました。本国であるここには約30億人、向こうの大陸の方の国や、アイン様の属国のような国を含めて20億人、いろいろな国に派遣している人が100万人ですね。」


「それじゃあ、全員分は50億100万台ってこと?」


「そうですね。しかし、アイン様がこれから、亜人のことを増やして行ったり、魔物を人間化させていったらもっと必要ですけどね。」


「確かにそうだね。…それじゃあ、僕の空間魔法の要領は無限だから、予備も含めて60億台作っておくよ。」


「それくらいあれば、確実に足りますね。」


「それじゃあ、これから一気に作って行くから待ってて。」


そしてアインが30分で40億台作ったところで、エリがやってきた。


「アイン様、昼食の準備ができました。」


「よし、ここまでにしようかな。」


そしてアインはエリと魔王と一緒に昼食を食べた。


「アイン様、さっき何かを作っていたように見えたのですが、何を作っていたのですか?」


「ああ、あれは僕の前世の物だよ。結構便利だから全国民にあげようと思ったんだ。」


「そうだったのですか。それではもっとスタミナのつく料理のほうが良かったですか?疲れているでしょうし。」


「大丈夫だよ。あまり疲れなかったし。」


「そうですか。」


「それじゃあ、もう少しで完成するから食べ終わったらもう一回庭に行くよ。」


「了解しました。」


そしてアインは昼食を取った後、もう一回庭に出て、スマートフォンを完成させていった。


「よし、これで60億台できたぞ。しかし、これをどうやって宣伝しようか。」


「アイン様、何に悩んでいるのですか?」


「魔王さん。完成はしたんだけど、これをどうやって国民に配ろうかなって…いきなり自分の目の前に良く分からないものが出てきたら驚くだろうし。」


「そうですね…またテレビで良いのでは?」


「これは全国民宛だからテレビを見ない人が困るんじゃないかなって。それに、外国に行っている人はテレビが無いし。」


「それでは直接脳内に伝えるとかは?」


「う~ん。驚くかもしれないけど、それくらいしかないのかな。」


「できるだけ早いほうが良いのでしたら、そうしたほうが良いのでは?」


「そうだね。じゃあ、スマホにチュートリアルアプリみたいなのを入れてと。」


そしてアインは全国民に対して語り始めた。


『今から君たちの下に、とある物体が配られる。これはとても便利な代物だ。ぜひ使って欲しい。ちなみに使い方はボタンを押せば分かる。』


「よし、これで良いかな。    転送」


そして全国民の下にスマートフォンが送られた。


「後は人工衛星を作って打ち上げよう。」


その数分後、アインの城からは空に向かって何かが飛んでったという。


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