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領地

今日は上位貴族になったことでもらえる領地について王様から話があるそうなので、王城に来ていた。


「今日はおぬしを領地の件で呼んだ。」


「はい。」


「おぬしに与える土地はこの国の辺境の方で、東側のほうなのだが、東側の国とはあまり仲がよくないので、おぬしにも火の粉がかかってしまうかもしれないが許してほしい。その分与える領地は大きくしておいたし、土地も悪いわけではないぞ。」


「どのくらいの大きさなんですか?」


「このくらいの大きさだ。」


そう言って、王様は地図を見せてくれた。


「結構大きな土地だと思うぞ。なぜなら、隣の国が攻めてきたときには、おぬしのところに真っ先に行ってしまうと思うから、その分領地を大きくして、力をつけてほしいのだ。」


「こんなに大きくていいのですか?」


王様が見せてくれた僕の領地の大きさはこの国の貴族の持っている領地の中でも、十番以内に入るような大きな土地だったのだ。


「さっきも言った通り、戦争になったときのこともあるが、将来、私の娘や、公爵の娘が住む領地としては大きいほうがいいという私情も少しは入っているがの。」


「だからといってこの大きさは…」


この世界は地球より大きく、この王国が大国だからといって、子供に南アメリカ大陸くらいの領地を与えていいものなのか?


「いいのだ、それにこの土地は私が考えておぬしに与えたものだから拒否権は無いぞ。」


「わかりました。僕にできるかはわかりませんが、できるだけやってみます。」


「おお、やっと認めてくれたか。それで、税についてだが、最初の一年は払わなくていい。そして最初は援助金として白金貨10枚を渡しておく。」


「こんなにもらっていいのですか?」


「ああ、この援助金は領地の大きさによって与えるものでな、おぬしの領地は大きいからこのくらいはもらってもいいのだぞ。その代わりに、この金を使って自分の都市などを発展させてほしいのだ。それに、何年かたてば毎年集める税によって元は返ってくるからな。」


「わかりました。この金を使ってこの領地を発展させましょう。」


「よい返事だ。期待しているぞ。おぬしは私の娘の婚約者なのだから。」


この王様は最後にプレッシャーを与えてくるな~。


「それでは今日からその土地はおぬしのものだ。そこの土地名もおぬしが決めていいぞ。」


「わかりました。それでは実際に領地に行って領主としての仕事をしてきたいと思います。失礼しました。」


こうして僕は王城をあとにし、与えられた領地へと向かったのだった。


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― 新着の感想 ―
[一言] 説明とかが、少なすぎてもはや笑えてくる。
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