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実力検査機


そして、次の日になった。


「アイン様。それでどのような案を思いついたのですか?」


「簡単だよ。今の自分の力がどのぐらいか分かるもの作ってあげようと思って。」


「自分の実力が分かるものですか?すでにステータスがあるので、そこまでいらないと思うのですが…」


「確かにステータスで見れば、自分の力を数値にして分かるけど、自分の力がどのくらいのレベルなのかは分からないよね。」


「つまり、アイン様は、今危険な依頼を受けている人たちは、自分のステータスを見て、これってもしかして強いのでは?と勘違いする人を減らしたいのですか?」


「うん。」


「しかし、どのようなものをお作りになるのですか?」


「ああ、それは、まず、依頼を持ってきてもらう。そして、僕が作ったものに依頼の内容を打ち込んで、その後、僕が作ったものに触れてもらうんだ。」


「するとどうなるのですか?」


「そうすると、カウンターに座っている、受付嬢にその人の実力が大まかにどのくらいかが分かるようにして、その依頼に挑んでも安全かそうでないかを伝えるんだ。」


「しかし、それでは自分の実力を過信している人たち止められないのでは?」


「確かにそうかもしれないけど、一応言っておくことが大切なんだ。」


「何故です?」


「もしも、その人が依頼に失敗をしてしまったとした場合、こちらからは先に注意をしていた。と言えるから、相手にとっても、ギルドに対して文句がいけないんだ。」


「それでも言ってくる人は多いと思いますよ。」


「そしたら、僕が作ったものは、記録を残して置くようにするから、その人が依頼を受ける時に取ったものを公開すればいいんだ。だって、それには、この人にはこの依頼は危険です。って書いてあるんだから。」


「確かにそうかもしれませんね。それに、このシステムは信用した人が依頼を成功させて行って、信用しなかった人たちがどんどん依頼を失敗するようになると思いますから、信用したら、自分たちも成功できるんじゃないか?とすぐに思わせることができますね。」


「そうだね。それにもしかすると、自分はEランクくらいの力しか持っていないと思っている人がCランクのクエストで安全判定をもらうこともあるかもしれないしね。」


「それって、アイン様の作る道具を使った場合、自分に最も適している、ランクまで教えてもらえるのですか?」


「そうなるように作ってみるよ。」


「しかし、アイン様のクランは今や、全国、海外まで伝わっています。その量の機械?を作るのは難しくないのですか?」


「一応、魔法機械ってことになると思うけど、そこまで難しくないよ。この機械の製作に必要なのは、材料と魔力だけだから、作りさえ覚えてしまえば、簡単に作れるし。」


「そうなんですか。」


「それじゃあ、僕は早速作ってくるよ。」


「どこで作るのですか?」


「どっかの平原で作ろうと思うよ。できるだけ、人には見られたくないから。」


そしてアインは、機械を作りに平原まで行き、その後帰ってきた。


その手には最後の一個である、水晶のような形をした、機械があった。


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