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魔物氾濫(スタンピート)

僕が王都に戻ってくると外が騒がしかった。


「何だろう?」


外を見て見ると、国民のみんなが北に逃げていた。


「このパニックでは誰にも聞けない。とりあえず王城に行って聞いてみよう。」


僕は王城に向かい兵士に話をするとすぐに玉座の間に呼ばれた。


(あ、今見てみると、魔王城の玉座の間より小さいな。)


僕がこんなことを考えていると、王様が僕に話しかけて来た。


「アイン、おぬしは確か、すごい戦闘力を持っていたよな。子供にこんなことを頼むのも悪いと思うが、おぬしもこの戦闘に参加してくれないか?」


「敵はどれくらいいるのですか?」


「Eランク級の魔物が7千、Dランク級の魔物が2千、Cランク級の魔物が7百、Bランク級の魔物が290、Aラン級の魔物が10体の合計一万だ。」


「参加してもいいのですが、できれば一人でやらせてもらえませんか?」


「別によいが、大丈夫なのか?」


「はい。」

(って言うか、やろうとしていることを人見られたくないし。)


「そこまで言うならいいが、本当にいいのか?」


「はい。援軍は一人も要りません。」


「わかった。」


「それでは行って来ます。終わり次第来ます。」


こうして僕は王都の南に向かった。





僕が王都の南に来ると大勢の魔物がいた。


「よかった。これだけいれば、あのスキルが使える。」


僕が魔王になったときから、スキルが増えていてそのためには大量の魔物が要るのだった。


「じゃあ、こいつらを全員空間魔法で作った世界に入れるか。」


そうして僕は、空間魔法で作った擬似世界に1万の魔物を入れることでスタンピートによる被害を出さずにすんだのだ。


(さて、戻るか。)



「国王様、終わりました。」


「なに、もう終わったのか。何も爆発音などが聞こえなかったのだが。」


「はい。自分独自の魔法で終わらせたため爆発音は無かったと思います。」


「そうか。ちなみに今回のことでおぬしを侯爵にあげたいと思っている。」


「!なぜですか?」


「今回のスタンピートはこの国の軍を動かしても勝てるか勝てないか微妙なほど危ない戦いだったのだ。そんな敵を一人で倒してくれたおぬしにはちょうどよい話だろう。領地も与えられるが、それは後に連絡をするからもう、かえってもいいぞ。」


「ありがとうございます。それでは帰らさせていただきます。失礼しました。」


こうして僕はやっと久しぶりに休憩ができるのであった。


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