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村づくり


あれからは特に何もなく、夏休みになった。


「それじゃあ、みんなまた、夏休み後に。」


「うん。夏休み後に。」


そう言って、みんなが学校から解散した。


「それじゃあ、僕も一回領地に帰ろうかな。」


そしてアインは領地に帰った。


「おかえりなさいませ、アイン様。」


「ただいま、それよりもなんか仕事ってある?」


「いえ、特に仕事はありませんね。雑用に関しては我々が終わらせてありますから。」


「なんかやりたいんだけど…」


「アイン様の自由にしていいですよ。仕事は我々がやっておきますから。」


「それじゃあ、新大陸にでも行こうかな?」


「新大陸に行くのですか?それでは何人か兵を回しましょうか?」


「どういうこと?」


「すでに何人かの兵士は向こうの大陸に行っていますが、みな、仕事があるため手が離せないのです。そのため、何百人か連れて行って、村でも立てればいいのではないでしょうか?」


「でも、村おこしなんて仕事やりたいっていう人いるのかな?」


「いると思いますよ。主に兵の中でも学者の復職をやっているものからすれば、新大陸というのは未知の塊ですから。」


「わかった。それじゃあ、明日あっちの大陸に向かうから、それまでに募集者をできるだけ集めておいて。」


「わかりました。」


そして1日がたった。


「魔王さん。何人集まった?」


「約500人くらいです。」



「そんなに集まったんだ。」


「いえ、これでも少ないほうですよ。1日ではここに来れない人もいたらしく、今こっちに向かってきているらしいですから。」


「そ、そんなに人数がいたんだ。」


「はい。しかし、いつまでも待っているわけにはいけないので、とりあえずは500人で行ってください。」


「わかったよ。それじゃあ、行ってくるね。」


そしてアインは500人の兵士が待っている、広間に向かって、みんなを連れて転移魔法で新大陸に向かった。


「よし、とりあえずは新大陸に来れたな。ここは森の中かな?」


「アイン様。」


「?エリ、どうしたの?」


「魔王さんからここでのアイン様のサポートを任されたので、現状を説明します。」


そしてエリの説明によると、ここは新大陸の中でも近くに全く人のいない森だそうだ。


「なんで森に来たの?」


「それについてはいきなり町の近くに500人も現れたら警戒されますし、しかもアイン様は村を作るのですから近くに人がいては困るでしょう。」


「確かにね。それでもここはどこかの国の領地内なの?」


「いえ、本当にここはどこの国にも属していない土地です。一番近い国でもここから50㎞はあります。」


「そんなに離れているんだ。それにしてもなんでそんなにこの森を放置しているんだろう。」


「ここの周りには結構危険な魔物がいるんですよ。そう言っても我々には勝てないですけど…」


「それじゃあ、最初のみんなの仕事はこのあたりにいる危険な魔物の排除だね。」


「わかりました。みんなにそう言ってきます。」


そしてエリはみんなが集まっている場所に向かっていった。が、しばらくして帰ってきた。


「アイン様。魔物の討伐以外には何をすればいいのでしょうか?さすがに魔物の討伐に全員を動員する必要はないので、他に仕事が必要なのです。」


「わかったよ。なら、他の人は村を作る範囲に囲いを作って、この森を覆うくらいの大きさで。あとは家を作っていって。」


「アイン様、この森を囲うのですか?」


「うん。大変かな?」


「いえ、それは全員が優秀なので簡単なのですが、この森って半径20㎞くらいありますよ。」


「それでも広いほうがいいだろうから、大変じゃなかったら囲っておいて。」


「わかりました。」


こうしてアインの村にしては大きすぎる村づくりが始まったのだった。




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