表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
97/228

発動された新たなる気まぐれ6

新学期、二年の教室に張り出されたクラス表を見て、生徒達は自らの新しいクラスに入っていく。

「やった、愛里!同じクラスだよ!」

愛里の友人、関口里穂は愛里と喜びを分かち合った。

「結城、同じクラスだ。よろしく」

「よろしくな、樹!」

翔は一連の事件を起こした事を覚えていない。

だから樹と翔が一緒なのは、偶然ではなく故意だ。

そして、樹と愛里が同じクラスなのも意味がある。

ただし、愛里と里穂が同じなのは偶然だが。

一方隣のクラスには、条治と総平と臣が居た。

「あれ、同じクラス?」

「条治こそ!」

「二人とも!」

びっくりしている条治と総平を見て、臣がやって来る。

実は偶然同じクラスだった条治と総平のクラスに、臣は配慮で編成されたのだ。

「席につけ!」

各々のクラスに先生が入って来る。

生徒達は皆席に着き、ホームルームが始まる。

ホームルームが終わると、女子が臣に群がった。

「君通信科から来たんだね!そんな科があるなんて知らなかったよ!」

「ほんとだよ!仲良くしてね!」

女子が臣に目を輝かせる。

「部活はどうするの?テニス部に入らない?」

「吹奏楽部は?初心者でも丁寧に教えるよ!」

女子達は、自らの部に入ってもらおうと勧誘合戦を繰り広げる。

「おい、お前ら」

「あ、中務君…」

条治が来ると、後ずさる。

「ご、ごめんなさい!」

「庄司くん、バイバイ!」

女子達は、散っていった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ