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発動された新たなる気まぐれ4
「来たな」
樹と臣が見えると、条治が呟く。
寮の前には条治と卓、そして総平が待っていた。
他にも数人待っている生徒達が居るが、それは親を待っている者達だろう。
エレベーターで臣が電話をかけているのは知っていたが、それほどに仲良くなっているのは知らなかった。
「高森、君も庄司と知りあいなのか?」
条治と総平はわかる。
だが、笑顔で二人と待っていた卓は接点が無いと思うのは当然だ。
「行きのバスと船で一緒だったんだよ」
答えたのは臣である。
卓は直ぐに人と仲良くなる。
それ故に短い間に仲良くなる事も出来たのだろう。
「なら、夜まで彼等と一緒に居るといい。用が終わったら連絡をしてくれ」
「?」
樹の言葉に皆?マークが浮かぶ。
最終便は夕方だ。
今日中に帰ると皆が思っていた故、それは当たり前だった。
「帰らないのか?」
「泊まるの?」
条治と卓の質問は最もである。
「転科する事になった。明日から通うんだ」
「本当に?」
そう言ったのは、一言も喋っていない総平だった。




