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負魔結晶6

「そこか…」

屋上、外で走る三人を樹は目視した。

総平は少しバテぎみだが、条治は疲れていない。

「グラウンドに追い込むぞ」

そう言うと、条治は魔法を使う。

使うといってもスピード一辺倒だが。

総平は普通に追うのに専念し、条治が逃げる範囲を狭める。

こうして、翔はグラウンドに誘い込まれた。

「決戦はグラウンドか…」

樹は呟くと、先回りでグラウンドに瞬間転移する。

グラウンドには数人の捕まった一般生徒がいるからだ。

樹は彼等を回収すると、再びグラウンドから出た。

その後翔はグラウンドに逃げ、二人も入る。

「何故逃げる、やましい事がなければ必用無いだろう?」

「翔、何で⁉」

二人の言葉に翔は立ち止まる。

「うるさい…うるさいうるさいうるさいうるさい!」

翔は段々大きな声になっていく。

「魔導部は俺が作ったんだ!お前を勧誘したのも俺!何であいつに、甲斐樹に乗っ取られなければならない!部長は俺なのに!」

心の闇に呼応して、段々魔力が上がる。

「⁉」

普通ではあり得ないくらいに桁外れに魔力上がっていく。

そして、その闇はグラウンドを覆った。


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