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幻想と現実8

「雪村さん」

「は、はい!」

樹の声に、愛里はビクリとする。

「放課後の部活見学に付き合って欲しいんだけど」

普通の事でも、愛里は冷や汗ものだ。

「わ、わかりました!」

愛里は明らかに挙動不審だった。

「愛里、どうしたの?」

里穂は愛里に問う。

誰が見ても様子がおかしいのだ。

「な、何でもない!何でも…」

愛里は落ち込む。

里穂には、誰にも言えない。

不可思議な時点でおかしいと思われるし、覚えてるとばれたら殺されるかもしれない。

問題は起こせない。

愛里は自分に言い聞かせる。

問題は起こせない、何もない、問題は起こせない、何もない…。

愛里はそう自分に言い聞かせた。

だが誰が見ても挙動不審な時点で、樹自身も愛里を訝しむのは当たり前だった。



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