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魔力ノ在ル者ト無キ者10

「なるほど、目視なら可能なのか…」

魔力を使って見えなかった翔の存在は、いともあっさりと見つかった。

だが、自らにはしなければならない事があるので翔の事は二人に任せる。

ただし深追いはせず、見つけたら連絡をすること。

それだけを総平に伝えた。

そしてすぐに職員室に辿り着く。

声をかけても誰も返事をしない上、ご丁寧にも魔力シールドまでされている。

「これは翔の仕業では無いな…」

樹は呟くと、手を翳す。

魔力を込め、いともあっさりとシールドを壊した。

鍵はかかっていなかった。

ドアを開けるとスモークがかかっており、教師陣は倒れ、其の中に葉月も居た。

そして天井には水晶、それは彼らの魔力を吸っていた。

「壊れろ」

樹の水晶への一睨みで簡単に崩れる。

その直後、外のシールドは消えた。

「なるほどな…起きろ」

樹は葉月を起こす。

平手打ちを一発すると葉月は簡単に目が覚めた。

「樹、どうしたの?」

葉月は呟き、鏡を見る。

格好は男、見た目は女だった。

葉月は睦月の姿からもとの姿に戻っていた。


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