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魔力ノ在ル者ト無キ者6

「ん?」

一瞬の光景、空き教室に、三人の男女が居た。

「あれは…」

着地すると、樹は呟く。

一人は中村侑斗、残りは女子生徒二人だ。

「な、何でよ由美」

「わかんないよ…理子、助けて」

涙を流しながら、由美は呟く。

由美は理子を棒で殴ろうとしていた。

勿論、本意では無い。

だが、逃げている理子も操られ始める。

「えっ、私も⁉」

足が止まる。

理子は自らを庇おうと腕で顔を守ろうとする。

だが、足は動かない。

「宮野さん!」

侑斗は叫ぶ。

だが、足がすくんで動けない。

「創造しろ、シールドを張れ」

勿論、言った樹がすることもできるがあえてしない。

郁斗はとっさにやる。

RPGでやることを連想する。

彼女の回りを空気で覆う。

「何で?虐めてたのに…」

理子は呟く。

「お前が今使っていたのは魔法だ」

樹は地上に降りたあと魔法で飛び上がって窓の所に居た。

後処理として、すでに由美は気絶させている。

理子の影操作は、先程のシールドで侑斗が解いていた。

「宮野理子も少しはあったみたいだが駄目だったみたいだな」

樹は冷静だ。

「お前達を保護する。魔導同好会へ向かう」

古書へ向かう事は出来ず、そこを拠点にする。

由美は放置し、郁斗と理子を見る。

郁斗の手を引き、理子ごと手を回す。

侑斗と理子は抱きしめ合う形になる。

そして、転移した。



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