表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
53/228

バスケ部の事件10

「塚原正毅さん、お話を聞かせていただきたい」

圭介は塚原に立ちはだかる。

「君たちは帰って下さい」

「でも…」

突然現れた圭介に生徒達は戸惑いを隠せない。

「お前、何者だ」

「魔法省です」

「証拠がない、任意でも無い。出直せ」

「データならありますよ、バッチリね。それでも拒否なさいますか?大事にしますか?」

「お前達、帰れ」

ガックリ肩を落とすと、塚原は生徒達に言ったのだった。

「あの、このあとどうなるんですか?」

「塚原は勿論逮捕されます。数年で出られますが、魔法関係の仕事は出来ないでしょう」

貴史の質問に、樹が代わりにこたえる。

「甲斐、明日はちゃんと来るんだぞ」

「はい」

幸成は樹の返事を聞くと、校舎へと向かっていった。

「じゃあ、此方は帰るとしよう」

樹は歩き出す。

「甲斐、君は…」

「詮索は無用だよ。魔法に関わらない方がいい、君はバスケ部に戻るんだ」

「今さら!戻れるわけ…」

「諦めるのは簡単だ。だが、今諦めたら先々頑張れない。それに、君はバスケが嫌いになった訳じゃないだろう?」

「…あぁ!」

振り向いて言った樹に、貴史は決意を込め返事をする。

樹はそれを見ると満足な顔で貴史と共に再び歩き始めた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ