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部活不加入者の選定2
樹は翔に無理矢理付き合わされ、不加入者を見て回る。
一人目は二年岡倉直樹、アニメオタクのデブだ。
彼は部活に入ろうとしたが断られた経緯がある。
「実は、上級生は誘ってないんだよね」
「人数足りない割りに余裕だな」
「同好会でも特例で部活棟に入れたしね」
「ふぅん」
樹はあまり興味が無い故、すぐ話を区切る。
「あ、彼だ」
翔はプロフィールの写真と見比べ指を指す。
「魔力は?」
「ほぼ無いな」
「じゃあ次、二年生は一人だから残りは同級生だね」
魔法が使えなければ意味がない。
翔はあっさりしていた。
ついでに三年生は入れても意味がないので飛ばしたらしい。
岡倉には声をかけることすら無く二年生校舎を後にした。
「!」
急に樹は振り向く。
「どうしたの」
「いや…」
時折魔力の高い者とすれ違う。
勿論、面倒事は避けたいので翔には言わないが気にはなる。
だが、魔力は一瞬で無くなっていた。
〈気のせい…か?〉
傍題な魔力は時として自らの意思とは別に問題になる事がある。
そうならない事を願って、樹は二年校舎を後にした。




