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突然の合宿指針8
樹達が来て少しした後、二人の少女が現れる。
二人は魔力を道具を使って低くしていた。
「ねえ、これって意味ある?」
一人の少女は隣の少女に問う。
「さあ、水様が言ったのだから意味はあるんじゃないかしら?」
「うーん…まあ、暴れられるからいいか」
少女は思考放棄した。
二人は油断している頃合いを図ると、道具を外す。
そして、閉じた扇子をある方向に向ける。
パーキングエリア内の公園には、沢山の人が居る。
その中には二人は知らないが颯も居る。
扇子の照準を池に定めると、魔法を使った。
池には一つの橋がある。
カップルや親子連れが歩いていたり、池を見ていたり楽しんでいた。
颯も外周を自転車でグルグル回る。
風を切り、景色を楽しみながら回っていた。
少し前に三人がレストランから手を振るのが見え、颯は手を振り返す。
その後も自転車で回った。
橋の近くのベンチで休憩。
ベンチや自販機が所々設置されているのも良いところだ。
「キャー!」
突然悲鳴が挙がる。
見ると、池の水の上に炎が上がっていた。




