表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
215/228

突然の合宿指針2

「全員集まってるね。僕は行けないから、いつも通り甲斐が引率だからね」

睦月は部員達に言う。

「はい!」

返事をすると、皆フェリーに乗り込んだ。

樹が伝えると、翔がノリノリで皆を言いくるめた結果、決行は決まった。

もし断っていたらどうなったのだろうかと樹は思ったが、それは結果論だ。

上司からの報告も無かったし、間に合わなかったと踏んで諦めた。

もし何かあったら樹がどうにかするしかないのはいつもの事である。

そんな時、スマホの電話が鳴る。

上司阿川幸成からだった。

「もしもし、樹?遅くなったな」

「はい、遅いです。当日です。船の上です」

「すまなかったな。で、調べた結果だが…」

文句を言ってもスルーされ、調べた結果を伝えられる。

総務部の平職員はなにも知らなかった故、とっかかりが難しかったらしい事。

主催は水守美伽、それと数人の側近だけだった。

場所も目的も判らず仕舞いで、不甲斐ない結果だった。

樹はため息をつき、何も無いのを祈るばかりだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ