表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
193/228

私怨の復讐6

「さて」

信弥は信希を見る。

それを訝しげに見ると、弟は悪い笑みを浮かべた。

「兄貴、遊んでくれよ」

その言葉は仲の良い兄弟に向けて言うものとは程遠い感情。

どちらかと言うと、いじめっこが対象に言うものが近い。

「信弥…」

「さっき邪魔したんだ。それくらいの覚悟はあるよなあ!」

叫んだとたんに手を上げ空中に岩の槍を多数出す。

「死ね!」

先手必勝、手を振り下ろすとそれは信希に向かい降り注いだ。

集中攻撃である。

信希は咄嗟に後ろに滑った。

転んだのではない。足を地面に付けたまま、動く歩道の様に動かずに下がったのだ。

「ほーっ、じゃあこうするか!」

手を地面に付く。

先程直人に放ったものを再び使用した。

地面から岩の槍がハイペースで一直線にどんどん出現する。

「兄貴、逃げろよ!」

それは追尾する様に信希を追った。

本当に時間潰しなのだろう。

一辺倒に、途切れずずっと同じ攻撃。

信希はずっと逃げるしかなかった。

「逃げないと死ぬぞ!」

信弥は楽しそうに、笑いながら言った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ