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作られた記憶2

「これからどうするの?」

卓は問う。

部室棟校舎は颯により修復され、部室の中に居た。

「これの作者、誰か見たか?」

条治の問いに対し、理子が手を上げた。

「どこかの屋上で立ってるの見た」

それは寮の部屋での事だ。

チャンネルの様に切り替わりながら学園を見させられた時の事である。

移動してるかもしれないけどと付け足していたが、その後侑斗も見たと言う。

「三年棟、空を飛んでる時に見たよ」

「じゃあ、行ってみるか?」

判断を図りかねる。

どれが最善かなんて、誰にもわからない。

せめて樹がいればどうにかなるのだろうが、無いものねだりというものだ。

「ねえ、それ貸してくれる?」

そう言ったのは理子だった。

「……」

案の定、ひっきり無しに色々な場所が映る。

隠れている者、逃げ回っている者、襲う者、眠っている者、教師達は、職員室で眠っている。

そして、屋上に佇む者。

「居た」

それを聞くと、貴史はイヤリングを外す。

「三年棟屋上、だと思う。ここから一番近いから」

それを聞くと、四人は頷いた。


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