表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
172/228

学園都市の混乱7

「……」

彼は無言だった。

暗闇の中には何も無い。

前髪に留まるピンの飾りは紫、それを壊せば彼の暴走は止まる。

「大人しくしていて下さい」

翔はそう言いながら近づくが、そんなもので大人しくなる訳が無い。

周りに物が無いから爆発させるものは少ない。

そうしてじりじり近寄るが、勿論抵抗はある。

「ん?」

胸元が熱くなる。

シャツのボタンが爆弾になりつつあった。

翔は咄嗟に千切って投げた。

そのボタンは空で爆発する。

拘束で相手は動けないものの、近づけない。

爆発される前にボタンの付いている服を脱ぐ。

彼は遠距離特化型なのだろう。

翔の前ではあまり意味が無くなっていた。

その時だ、彼の手から砂が少しだが舞った。

そして直後に爆発する。

翔は咄嗟に自らを闇で包んだ。

「これは…」

自らした事とはいえ、翔は闇を身に纏ったのだ。

そして、一瞬で形が付く。

高速移動後、ピンに付く宝石を砕いた。

その途端、彼は気を失ったのだった。

「終わったな」

魔法を解き、条治と再会する。

二人を壁にもたれ掛からせると、学園に向けて翔と条治は走り出した。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ