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学園都市の混乱1

「あら、意外と対抗者が多いわね」

彼女は呟く。

須田冬子は復讐の為にここに居た。

この学園に入学したのもその為だ。

目的は混乱を起こす事。

魔法省への復讐の為だ。

「魔力を強めて頂戴」

その言葉を誰にともなく言う。

しかしその言葉通り、島全体の魔力は高まる。

その分、負魔石の効力が発揮されるのだ。

ドンと音がする。

三年棟の屋上から見ると、文化部の部室棟が壊されていた。

桜の花びらが舞い上がる。

「麻友、ありがたいわ」

それは手芸部部長、岡田麻友のものだった。

文化部の部室棟が壊され、魔法部の部室も一緒に壊された筈だ。

そして、今はそこには対抗者が居ない。

ただその部室棟に居た者は倒れているだろう。

魔法省へ連絡する術は学園を掌握する事で無くしている。

きっと手立ては無い筈だ。

しかし、それは裏切られる。

ニャーンと突然大きな鳴き声がしたのだ。

「え?」

それは理事長宅の方からだった。

理事長は閉じ込めてあるから違う筈。

「な、何だったの?」

しかし、それは今は冬子にはわからないのだった。

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