表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
146/228

水の魔法使い達6

「さて、どうしようか?」

俊人は何故か樹を見た。

「水橋さん、全体図を」

樹が言うと、ありさは空中に大きく映す。

火は範囲が大きく、火力も大きかった。

「魔力反応は確認できていますか?」

「待って…」

俊人は目を瞑る。

そして直ぐに俊人の携帯が鳴った。

「山の中腹に一つあるみたい」

「みたい?」

「倫人が、通報者が知りあいだって言ったでしょ?」

俊人はニヤリと笑う。

「わかりました。ではまず、山下さんは家屋を中心に鎮火を行って下さい。無理でも一時的に消して消防隊を入れられれば探索くらいはできる筈です」

「わかった」

それから陽平を見る。

「滝沢さんは中腹にワープゲートを、鈴木さんがそこから目的地まで我々をナビゲートして下さい。そのナビゲートの補佐を水橋さんにはお願いします」

「わかった」

「わかりました」

「はい」

三人はそれぞれ返事をした。

「あの、私は何を?」

「君は何ができますか?」

真由子の問いに、樹は問いで返す。

すると、陽平が答えた。

「彼女は水魔法は使えないけど、オールマイティー、万能タイプだよ」

「なら…山下さんの補助を、家屋の中に生死関わらず人が居るか確認をお願いします。居たらそれを山下さんの知りあいに告げて、救助をして下さい」

「微力ながら頑張らせていただきます」

その言葉は、できるという裏返しでもあった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ