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ゴースト&キャット11

次の日、皆リビングで過ごす。

「ねえ、面白い?」

「面白くはないな」

新聞を読む樹は、ネネコに付きまとわれる。

「昔も文字、読んでたよねぇ」

「小説か」

「そう、それ!」

読みながらネネコの会話の相手をする。

一方で、睦月と双子は昔話をする。

睦月の生きていた頃の話を双子に聞かせたり、睦月が死んだ後の事を双子が話したりしていた。

この場所に葉月は居ない。

今頃、理事長室で新学期の準備の真っ最中だからだ。

「そうだ、葉月の所へ行こうか」

「何故ですか?」

双子の問いに、あっけらかんと睦月は答える。

「一人じゃ大変だろうから手伝うんだよ」

そんな会話が聞こえ、樹は溜息をつく。

「できればここから出ないで欲しいのですが…」

無駄だと思いながらも提案する。

「じゃあ、一緒に行こう」

やはり、樹の願いは無駄だった。

「なら、ちゃんと理事長に連絡取って下さい」

「わかった。電話はどこかな?」

「父さま、こちらです」

睦月は双子と共にリビングから出る。

直ぐに戻ると、じゃあ行こうかと言う。

だが、そのままの格好では学園内を歩かせる事はできない。

慌てて制止すると、魔法をかける。

睦月は用務員服、双子は外出着、そして自らとネネコは制服だ。

ルートも外のエレベーターを使うと指示した。

一番近くから、学園内に続くエレベーターに乗りあっさりとたどり着く。

「睦月、待ってたわよ」

待ち合わせ場所は中央の花壇だった。

葉月が途中までやっていた為やりかけだが、人員が増えて葉月は嬉しそうにしていた。

そうして1日、楽しく過ごしていた。


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